映画「Passengers パッセンジャーズ」を見た

2021-03-12 視聴。2008年。アン・ハサウェイ主演。

原題が同じ「Passengers」、邦題だと単数形な「パッセンジャー」という2016年の映画があるが、コレとは別物。こっちはクリス・プラットが宇宙船で一人だけ早く目覚めちゃったわーってヤツ。

↑ コレジャナイ。

あらすじ

アンハサ版「シックス・センス」。アタシ死んでたのね…。

セラピストのアン・ハサウェイは、飛行機事故の生存者たちにカウンセリングを行う仕事を受け持つ。しかし不審な点が多かったことから、アンハサは航空会社が隠蔽工作を行っていると推測する。

生存者の一人、パトリック・ウィルソンは、どういうワケか事故直後からニコニコ元気。困惑するアンハサだが、次第に惹かれていく。

アンハサは「航空会社の代表」であるデヴィッド・モースに真相を問い正す。すると彼は「私のせいなのだ。パイロットは心労がたたって操縦ミスを起こしたのだ」と言う。そして彼が置いて行った資料を見ると、そこには「乗客全員死亡」の文字が。そして犠牲者リストの中には、アンハサの名前も含まれていたのだった。

アンハサがカウンセリングしていた「生存者」たちは、皆死んでいたのだった。死を受け入れきれない者たちが自分の前に現れており、死を受け入れた者は姿を消して行っていたのだった。

アンハサにカウンセリングを担当させた上司は、小さい頃お世話になった学校の先生。家の周辺で付き待っとってくる謎のオバサンは、幼い頃に自分に優しくしてくれた叔母。いずれも既に亡くなっている人達で、アンハサに死を受け入れさせるため、寄り添ってくれていたのだった。

そしてゴキゲンな生存者のパトリック・ウィルソンもまた、死者であった。アンハサは彼の隣の席に座っており、雑談がはずんだところで飛行機事故が発生。墜落寸前の機内で、パトリックはアンハサに「僕がついている、大丈夫だ、きっと助かる」と最期まで勇気づけていたのだった。

全ての真相を理解し、パトリックとともに姿を消すアンハサ。

後日、アンハサの姉が遺品整理のためにアンハサの家を訪れると、そこにはコレまで仲違いをしていた姉に対する謝罪の手紙が残されており、姉は長年の確執を清算するのだった。

感想

アンハサの周囲の人達のセリフがイチイチ格言めいていたり、生存者と周囲の人物との意味深なアイコンタクトがあったりして、割と序盤からオチの予想がついてしまった。

パトリックが線路に飛び出て検証するところで、モロに「シックス・センス」なんだと確定。ただ、全てはアンハサの霊的な意識が見ている世界なので、「シックス・センス」と違うのは、物も平気で掴んだりする。事故と無関係な存命の人物である、姉との連絡がどうやっても取れない、というところがヒントか。

「航空会社の代表」みたいなテイで出てきていたのは、実は事故を起こした「パイロット」の霊だったというワケ。演じるデヴィッド・モースは、「12モンキーズ」や「コンカッション」なんかでの印象がある。

んまーコレなら「シックス・センス」見てればいいかなって感じ。