Oracle Cloud Infrastructure 2020 Architect Associate (1Z0-1072-20-JPN) に合格した

Oracle Cloud Infrastructure 2020 Architect Associate (1Z0-1072-20-JPN)」という Oracle Cloud の認定資格みたいなヤツがあって、先日それを取得したので、勉強方法とか書いてみる。

前提条件

…ということで、今回の「OCI 2020」が初というワケではなく、前知識があったのは、ある種アドバンテージがあったかと思う。

勉強方法

初学者は以下のページを読む。一気に全部見なくても良い。

自分は上のページで出てきているような情報はある程度キャッチアップできていたから、いきなり模擬問題を解きまくった

あと、非公式ながら以下のページで84問の模擬問題が日本語で受験できた。ただし、正解とされる選択肢には誤りが多く見受けられたので、品質が微妙。

YouTube で試験番号の 1Z0-1072 で検索してみたら、非公式で英語のみであるものの、模擬問題の動画が沢山出てきた。自分は以下3つあたりを全部こなした。

これらの非公式動画は、正解とされる解説が誤っているモノも少なからず見受けられた。正解に違和感があったら、問題文を Google 検索して、コミュニティでの会話を眺めると、「この問題の正解はコレでしょ〜」などと話している様子が見つかる場合がある。ちゃんと勉强していれば、最後の最後は「自分の違和感に従った方が正解する」と思う。

私的・試験対策ポイント

自分が以前取得した2018年版と比べて、いくつか試験傾向に違いがあったので、その辺を主にまとめておく。

自分は個人の OCI アカウントも持っていて、Always Free の機能は利用しているが、今回の試験のために OCI 管理コンソールを開いて実物を確認することはなかった。

頻出問題

新機能に関する問題

その他

試験申込方法

なんでこの手の試験の申し込みってクッソ面倒臭いんでしょうかね?なんとかなりませんかね?

Oracle の試験を受けるには、色んなアカウントが必要になる。

自分は以下のような手順で実施した。

…こんな感じで、なんやかんや3つのサイトを移動しながら申し込みすることになった。

自分はテストセンターで受験した。申込後、猶予があれば受験日を変更できる。

昨年2020年から、自宅でのオンライン受験も可能になったようだ。Microsoft Azure の試験で試しにやってみたが、そちらは死ぬほど面倒臭くてトラブルも多かったので、恐らく Oracle でも似たようなモノだろう。完全に一人暮らししてる人とかじゃない限り、あんまりオススメしない。

試験

テストセンターには20分前くらいに到着しておき、試験開始のための手続きを行う。本人確認書類は2つ必要になる。自分は運転免許証とパスポートを持参した。

日本語の試験を受験したが、翻訳の精度が悪く、理解するのに物凄く苦労した。原文の確認もできなかったので、問題文自体を理解しきれずに回答が怪しくなる問題が結構あった。上で紹介した日本語の模擬問題なんかよりも全然意味不明な翻訳が多くて辛かった。

そのような「現地で初めて発覚したトラブル」もあり、回答に自信がないとマークを付けた問題が、全60問中15問程度あった。自信のある問題が全問正解だとすると、正答率 75% 前後で合格はできるかなーと思いつつ、心配だったのでもう少し見直して粘ってみた。でも何度読んでも理解できない日本語は理解できないので、最後は諦めた。

結果、正答率 76 で、合格ラインの 65% をちゃんと超えて合格できた。

「試験結果レポート」は試験後30分程度で速報としてウェブからも確認できるようになる。

試験合格後、2・3日経つと、CertView から合格認定証の PDF ファイルがダウンロードできるようになる。また、「Acclaim (youracclaim.com)」というサイトと連動して、試験に合格したというデジタルバッジ (試験ロゴの PNG ファイル) がダウンロードできるようになる。

感想

なまじ2018年版の試験も合格していただけあって、前知識との比較で混乱するところが多く、同じ試験のバージョン違いを受け直すのは別の大変さがあるなぁーと実感した次第。

こういうベンダー資格は総じて情報量が少ないので、勉強方法が難しい。英語に苦手意識をもっていて日本語を選んでいると、かえって苦労する事態も起きたりして、辛いな。

まーしかし、YouTube 様様だったと思う。試験番号でググる・ツベる、というのが結構大事かも。

参考文献