Mac の画面上で OCR ができる「macOCR」
今回は MacOS のアプリ紹介。
Mac のデスクトップ画面をスクリーンショット撮影し、光学文字認識 (OCR) をしてくれるコマンドラインツール macOCR というモノを見つけた。
Intel Mac 版は次のようにインストールできる。
$ curl -O https://files.littlebird.com.au/ocr-EPiReQzFJ5Xw9wElWMqbiBayYLVp.zip;
$ unzip ocr-EPiReQzFJ5Xw9wElWMqbiBayYLVp.zip;
$ sudo cp ocr /usr/local/bin;
M1 Silicon 版の Mac はまだ使ったことがないのだが、若干インストールコマンドが異なるので、上の公式 GitHub リポジトリを参照。
インストール後、許可を与えてやったら、ターミナルで $ ocr
コマンドを叩く。すると Cmd + Shift + 4
で部分選択のスクリーンショットを撮影する際と同じカーソルが表示されるので、画面上の適当な文字列を囲んでやる。
すると OCR 処理が行われ、ターミナル上に認識した文字列が出力される。
Swift のソースコードを見るに、iOS13 あたりで追加された VNRecognizeTextRequest
という API を利用しているらしい。
残念ながら英語しか認識しないっぽいのだが、画像から文字列を取り出したい時は使えるだろう。
ついでに、同様のことを Windows で行いたい場合は、タスクバーの検索アイコンから「スクリーンショットを使用して検索」を選択し、テキストをキャプチャすると Edge ブラウザが開くので、Bing 検索結果が認識した文字列を利用すればよい。こちらも英語しか認識しないのだが、とりあえず同等の機能があるということで。