映画「RoboCop ロボコップ 1・2・3」を見た

ロボコップを見てみたいという人がいたので、2021-08-22 に見た。久々に映画見たなぁ。

目次

RoboCop 1 ロボコップ 1 : 1987年

1987年の第1作。

あらすじ

舞台は近未来の犯罪都市・デトロイト。デトロイト警察は「オムニ社」によって民営化されていた。オムニ社は犯罪を撲滅して未来都市「デルタシティ」を構築するため、ロボット警官の開発を進める。

副社長のロニー・コックスは、完全なロボット ED-209 を試作するが暴走してしまい失敗。そこに、昇進を狙っていたミゲル・フェラーが代案を提案。社長のダン・オハーリーはミゲルに開発を進めるよう指示を出す。

一方、デトロイト市警に転属してきたピーター・ウェラー演じるマーフィは、強気な女性警官のナンシー・アレンとバディを組む。息子思いのマーフィの話を微笑ましく聞くナンシーだったが、そこに応援要請の無線が入る。指名手配犯のクラレンス (カートウッド・スミス) 達が近所を逃走しているというのだ。二人はマフィア達のアジトに辿り着くが、クラレンスはマーフィを捕らえて射殺してしまった。

病院に担ぎ込まれたピーターは死亡が確認されるが、しばらくするとオムニ社の研究室の風景が目に入る。彼はオムニ社の手によって、身体の一部を利用したロボット警察官「ロボコップ」に組み替えられていた。

デトロイト市警に運び込まれたロボコップは、射撃訓練場で驚異的な射撃能力を披露するが、ナンシーだけは、ロボコップが銃をしまう際の「クセ」を見て、ロボコップの中身はマーフィなのではないかと気付く。

ロボコップの活躍により、デトロイトの治安は徐々に良くなっていくが、ロボコップは「マーフィ」が殺される瞬間の記憶を悪夢として見るようになっていった。ついにロボコップは暴走し、悪夢に登場したマフィアの一味、ポール・マクレーンを独断で追跡する。さらに、ボス・クラレンスの居場所を特定すると、麻薬工場を壊滅させてクラレンスを捕らえる。追い詰められたクラレンスは「俺はロニー・コックスに雇われてやったんだ」と供述する。

ロボコップはその供述を基に、ロニー・コックスのオフィスを訪れるが、「オムニ社社員には逆らわないこと」という制御プログラムにより、ロボコップの動きは封じられてしまった。警察組織はオムニ社からロボコップの破壊を命じられ、ロボコップは窮地に立たされる。しかし、唯一ロボコップの正体に気付いていたナンシーがロボコップを保護。満身創痍のロボコップは、クラレンス一味のアジトに逃げ込んで「応急修理」を行う。

そこに、ロニー・コックスに命じられてミゲル・フェラーを殺害してきたクラレンス一味が戻ってくる。ロボコップとナンシーはクラレンス一味を倒す (本編シーンにはないが、負傷したナンシーは病院に担ぎ込まれ、一命を取り留めるという未公開フッテージがある)。

ロボコップは再びオムニ社に向かい、クラレンスが「ロニー・コックスが黒幕だ」と証言する映像を流す。コレを聞いた社長のダン・オハーリーは、「お前はクビだ!」と叫ぶ。「オムニ社社員」ではなくなったロニー・コックスには制御プログラムが通用しなくなり、ロボコップはロニーを射殺する。

社長が「良い腕だ、君の名前は?」と尋ねると、ロボコップは「マーフィ」と答え、立ち去るのだった。

感想

「ターミネーター1」が1984年、「ランボー」が1985年、「コブラ」が1986年、そして1987年に本作「ロボコップ」。それまでの80年代アクションヒーローと違って、よりバイオレンスな描写が目立つ。

ロボコップは超人的な能力を持っているものの、プログラムにより製造主を襲えなくなっているなど、設定がウマいなと思った。

悪い重役のディック・ジョーンズを演じるのはロニー・コックス。「ビバリーヒルズ・コップ2」のボゴミル警部、「トータル・リコール」のコーヘイゲンなど。

ディックに噛み付き、ロボコップを開発したロバート・モートン役はミゲル・フェラー。「ホット・ショット2」のハービンジャー、「クライシス・オブ・アメリカ」など。従兄弟がジョージ・クルーニーなんだとか。2017年に亡くなられている。

ロボコップがヘルメットを取った姿の特殊メイクがリアルよね~。宇宙刑事ギャバンのデザインを元にしているみたい。クラレンスに頭を撃たれるシーンは、「トータル・リコール」なんかでも見られるダミーだけど、よく出来ている。

ニュース番組を通じてストーリーや世界観を補足したり、ブラックユーモアが足されたりしていて面白い。低予算感はあるものの、分かりやすい勧善懲悪なストーリーは見ていて気持ち良い。ただ、そもそもロボコップを作ったオムニ社自体は無事だし、社長も無傷で、トカゲの尻尾切で逃げ切っている感じが、なんだかなぁという感じ。

RoboCop 2 ロボコップ 2 : 1990年

3年後の2作目。

あらすじ

近未来のデトロイトには、ヌークという麻薬が蔓延していた。オムニ社は「ロボコップ2号」を作るべく試行錯誤していたがいずれの開発も失敗。その様子を見たベリンダ・バウアー博士は、「ロボコップは、中の人 (マーフィ) が敬虔なクリスチャンで責任感が強かったために、たまたま成功した例。警察官をベースに使うよりは、超人的な力を手に入れたがるのは犯罪者ではないか」と考え、新たなロボット警官の開発に参画する。

一方のロボコップは、妻・エレンと再会するが、弁護士からの指示により、「マーフィなど知らない」と言い捨て、エレンとの関係を断つ。さらに、ベリンダ・バウアー博士の差し金によってメンテナンス中にプログラムを改変され、平和主義の役立たずな警官にされてしまう。自らの異変に気付いたロボコップは、決死の覚悟で高圧電流に触れて感電し、埋め込まれたプログラムを高電圧によって削除する。その勇敢な行動を見た警官仲間達は奮起し、麻薬「ヌーク」をばらまいていたトム・ヌーナンのアジトを襲撃し逮捕する。

重傷のまま逮捕されたトム・ヌーナンの元に、ベリンダ・バウアー博士が訪れる。彼女はトム・ヌーナンを「ロボコップ2号」のベースに利用する。

詳細を知らないまま「ロボコップ2号」の開発が完了したことを聞いたダン・オハーリー社長は、その後発表会を行う。社長はヌークのサンプルを手に取り、「このロボコップ2号によって、街からヌークを撲滅してみせます!」と高々に宣言するが、ヌーク依存症だったトム・ヌーナンの意識がヌークを見て暴走を始める。

ロボコップは暴走したロボコップ2合の背後に忍び寄り、トム・ヌーナンの脳を引き抜くと地面に叩きつけて破壊。ダン・オハーリー社長は、会社の評判を落とさないようにするため、ベリンダ・バウアー博士単独の責任になるよう画策し、現場を立ち去る。

汚い連中のやり方に憤慨するナンシー・アレンであったが、ロボコップは彼女をなだめ、頭のネジを締め直すのだった。

感想

前作からの続投メンツが多くて良い。今作も、「子供を攻撃してはならない」などの制御プログラムを逆手に取り、12歳の少年・ガブリエル・デーモンがロボコップをバラバラにしてしまったりなど、設定が上手いなーと思うポイントはあった。ロボコップの見た目も青みがかってクールになった感じ。

ただ、社長は市長をも金で黙らせる極悪人になっていたり、ロボコップ自体の扱いも「マーフィ」から「ロボコップ」に戻ってしまっていたりで、脚本をいじくり回して整合性が取れなくなっている感じが強かった。

終盤のロボコップ2号の暴走シーンは、ストップモーションで撮影されているが、今になって見ると、ミニチュアのコマ撮りを20分近く見せられるのはキツかった。

RoboCop 3 ロボコップ 3 : 1993年

ピーター・ウェラーとダン・オハーリーが出ていない3作目。

あらすじ

前作ラストで評判ガタ落ちのオムニ社は、業績を回復させるために未来都市「デルタシティ」の開発を急ピッチで進めていた。リハッブというオムニ社お抱えの特殊部隊が強引に地上げを行い、逆らった住民達を収容所に強制収容していた。

「市民の安全を守る」と「オムニ社社員を襲ってはならない」という制御プログラムの間で板挟みになるロボコップは手出しができなくなり、相棒のナンシー・アレンともどもリハッブから重傷の攻撃を受けてしまう。ロボコップは逃げ延びた住民達によって結成されたレジスタンス軍に救助され、駆けつけたジル・ヘネシー博士によって修理される。

リハッブはさらに乱暴な地上げを進め、レジスタンス軍のアジトをも襲撃する。その横暴さに我慢ならなくなったデトロイト市警は、警官のバッジを捨てレジスタンス軍の味方となる。リハッブは人手をまかなうため、地元のギャング達を招き、レジスタンス軍の襲撃に向かう。

オムニ社は日本企業のカネミツ・コーポレーションに買収されており、カネミツ社は敵対するロボコップを破壊するため、「オートモ」というアンドロイドを送り込んだ。ロボコップはさほど苦労せずオートモを破壊。そして、レジスタンス・警察 Vs リハッブ・ギャングの交戦の中にジェットパックを装着して参上、リハッブ・ギャング軍を一掃した。

株価も暴落して全てが壊滅状態となったオムニ社。社長はリハッブのリーダーに「全部くれてやる」と言い残してその場を立ち去る。そこにロボコップが現れ、リーダーに「お前を逮捕する」と言い放つ。リハッブ・リーダーは2体のオートモを召喚するが、ジル・ヘネシー博士が遠隔操作して2体のオートモを破壊。ロボコップはジル・ヘネシー博士を抱えてジェットパックで飛び去り、リハッブのリーダーはオートモの自爆装置により爆散。

その後、デトロイトを訪れたカネミツ社の社長は、ロボコップに一礼しその場を立ち去る。オムニ社の元社長は親しげに「マーフィ」と呼びかけるが、ロボコップは「『マーフィ』と呼ぶのは友人だけだ。お前は『ロボコップ』と呼べ」と言い放つ。

感想

前2作でロボコップを演じたピーター・ウェラーは、「裸のランチ」の撮影のため参加できず、代わりにロバート・ジョン・バークが演じている。雰囲気似てるので違和感なく見られた。

また、前2作でオムニ社社長役立ったダン・オハーリーも参加しておらず、リップ・トーンが次期 CEO として演じている。

1作目で構想を打ち出していた「デルタシティ計画」だが、未だに地上げすら行っておらず、期限ギリギリになって私設特殊部隊を使い始める無計画さ。そりゃカネミツ社社長のマコ岩松もキレるべ。w レジスタンスが構成されていたり、ギャングが暴れまわっていたりと、どこかで見たことあるようなサイバーパンクな世界になっていて、世界観の変化も謎だった。

オートモとかいう謎の日本人風アンドロイドを演じているのは Bruce Locke ブルース・ロック。手書きの「立入禁止」の張り紙といい、日本の描写が雑なのは80年代映画あるある。

両親をリハッブに殺され、レジスタンス軍に参加するパソコンオタクの少女ニコを演じるのはレミー・ライアン。ジル・ヘネシーが演じる美人博士は、明言されてはいないが1作目から研究所内にいる女性博士の誰かってことなんだろうな。コチラをヒロイン枠に収めるためか、ナンシー・アレンはチョイ役状態。

ロボコップが人間らしく成長していく、っていうところは外せないんだけど、なんかこう、1作目の乱暴さ・残虐さがなくなって、オムニ社サイドが一方的に破綻していってるだけな感じがする。w


つーワケで3作一気見したワケですが、1作目が一番いいな~。w