選択肢をランダムに決められると「本当にやりたかったこと」に気付く

日常生活の中で「A と B と C のどれを選ぼうか」と迷った時とか、「a と b と c のどのタスクから開始しようか」と考えあぐねている時なんかに、ルーレットとかサイコロとかランダム性のある方法でどれか一つを決定しようとする。ルーレットで出た結果は必ずそのとおりに実行しなければならない、と宣言したうえで、いざサイコロを振ってみる。

それまでは「どれも甲乙つけがたい」「どれでも良いけど…」と考えているけど、サイコロを振っている瞬間に「A が出て欲しいな」と思ったり、出た結果を見て「えーーー c なのかよー b が良かったなー」と思ったりしている自分に気が付く。

自分でどれか一つ選択しようと思うと中々決められないが、「ハイ、キミは A をやりなさい」と突き付けられると、「えーーやっぱり B がやりたいなーー」と本音が見えたりする。この「本音」は自分でも気が付かなかったモノで、実際にルーレットを回して結果を突き付けられて初めて思考に至るのだ。

その本音に気付いたら、その後は別に嫌々ルーレットの結果に従う必要はなくて、本当に選びたかった選択肢・やりたかったことに着手したらいい。


…ということで、こういう迷いが生じた時に答えを導いてくれる、雑なルーレットアプリを作ってみた。

テキストボックスに任意の選択肢を入力し、「Exec」ボタンを押すと、その選択肢の中からどれか一つが提示される。それだけのアプリ。


良い歳した大人になっても、自分の本音の考えには気付かないし、こんな原始的かつ分かりやすい方法で自分が左右されるんだなぁ。歳だけ取っても別に賢くならないし、自分のことが分かってる人なんてそういないのかもな。

それはそうとして、自分はこんな単純な方法でも、やってみると先に進めたので、悩んでいる人は試してみると良いかも。