知識の呪い

「知識の呪い」という認知バイアスがあるそうだ。

自分が知っていることは相手も知っているだろう、と思い込んでいて、相手の立場になって考えられなくなるというモノだそうだ。この手の話は過去にもこのブログで愚痴ってきたが、こういう名称が付いていることは初めて知った。


…しかしだ。自分の周りの人間を見るに、この「知識の呪い」どころではない自己中心的な視野の狭い人間が多いように思う。

「あなたと私の間に、『A の方が安くて良い』『B の方が安全で良い』という別々の考えがあり、コスト重視か安全性重視か、という視点の違いがある上でメリデメを語っているから、意見にズレが生じていますよね。お互いの私感よりも前に、この案件で目指すべきゴールの比重をどこに置くのか考え直しましょうよ」という風に整理して話し合いをしようとしても、「え、でも A の方が安いよ?B って面倒臭いし」みたいな返ししか返ってこない頭の悪い奴が多過ぎる。意見に相違があることを認識すら出来ないバカ。

全然人の話なんか聞こえていなくて、自分が理解したいように理解し、自分が思い込んだ世界でのみ考えている。それでも本人の中では「議論を重ねた」「相手の意見を取り入れた」気になっているからタチが悪い。

「言っときますけど僕個人はこの案件がどうなっても良いと思ってますよ、A 案か B 案かなんてどうでもいいことです。でも客先の部長さんがこの前このように仰っていましたし、受注側としてその方針に沿うのであれば、B 案の中の、少なくともこの機能は取り入れておかないと、部長さんのレビューで指摘される懸念があると思ったので、本当にそれを切り捨てていいのか、チーム内で認識を合わせておく必要があるとは思います。合意が取れれば A 案で全然良いですし、B 案が面倒臭いって理屈はよく分かりますから」

…と、ココまでハッキリ「俺個人の好き嫌いで話しているのではない」「別の根拠に基づいて、取捨選択が必要だと考えている、結論はどっちになってもいい」ということを伝えてもなお、「Neo くんは B 案をやりがっているようだけど、……」なんて返しが来たりする。俺が B 案を「やりたい」なんて一言も言ってないし完全否定してるのに、相手はそのような頭で徹頭徹尾他人の話を誤解して聞いているのだ。つまりは相手は自分の好き嫌いで話をしているから、意見が対立する俺のことも「好き嫌いで反発している」と思い込んでいるのだろう。言っとくが俺は A 案も B 案もテメーのこともこの会社も仕事もぜーーんぶ大っ嫌いだバーカ。

もう、こういう脳ミソの構造に欠陥のある人間って、小学校からやり直さないと治らない病気だから、俺が懇切丁寧にコイツに分かってもらう気なんか起きないんだよね。お前がバカで2週間後に客先からこういうレビュー指摘をもらって返ってくるのは目に見えてるけど、それでもお前の視野が凝り固まっててそうとしか思えないならその間違いを犯しに行ってくれば?でも俺はわざわざ間違ってると分かり切ってることをやろうとは思えないから、俺には迷惑かけないでね、っていう、そういうスタンスになってしまう。

何度言っても分かんない奴は何度言っても分かんないのだ。相手が何を言っていても反論せず放置。コチラの返事だって自分の都合の良いようにしか聞こえてないのだからハイハイ言っとけば良い。野郎の中での解釈が全てなので、俺が何を言ったかなんて意味をなさない。

こんな動物みてぇな連中相手にすんのホントキツイ。客相手でもキツイレベルなのに、それが社内の身内っていうのがクッソしんどい。ココホントに日本?俺以外皆帰国子女だったりする?なんでこんな文化違うの?単語一つひとつが日本語なのは分かるけどそれ以上のことは分からない。イカレすぎでは?


プログラムは 1 か 0 かハッキリしないといけないのだから、物事は正確に切り分けねばならない。お金をもらってやる仕事なのだから、個人の主観などではなく根拠をハッキリさせて客に伝わるように説明を工夫して定量化せねばならない。前工程に間違いがあった時の修正は後工程になるほど難しくなるのだから、前もって計画的に仕事を組まなければならない。

そういう感覚が、この会社では全く理解されない。「臨機応変に」「あんまり資料作りに時間をかけないで」「とりあえずやってみよう」そういうアジャイル的な思考で上手く仕事が回ってるなら良いけど、そういうこと言ってる連中の残業時間なんぼよ?それに付き合わされて休職した部下どんだけいるよ?優秀だったのに転職していった人どんだけいるよ?転職した人達が転職先でどんな風に仕事してるか知ってる?リクルートのサイトでベラベラ喋ってる記事が載ってるから見てみ?ウチの会社終わってんだわ。でも売上だけは伸びてる不思議、だから変わらねえんだろうな。

じゃあもうこの会社では、上述のような「ちゃんとしなきゃ」って気持ちは持たずにダラダラやりゃあいいな。臨機応変にと言いながら非効率な仕事をずっと同じように続ければ良いんだな。他人に一切伝わらないけど何かが書いてある怪文書を素早く生み出す方が、読んで理解できる文章よりも価値があるらしいな。後先考えずやってみてスケジュールが遅延する方がチャレンジングでヨシとされるんだな。分かった分かった。今日も明日も元気に間違ったことやり続けようじゃないか。ミスを犯すなミセスを犯せ!ってヤツだな?(By ドドンパ和也氏)

もうこうなったらこんな会社、強制的にクビにされるまでダラダラしたろーと思う。正社員を解雇できるほどの騒動になるまではバカ集団の中でこっちもワガママ突き通して仕事なんかで時間を取られて疲れないようにやり過ごして、クビにされて貯金も尽きて生きられなくなったら、エジプトかどっか海外に行って現地警察に銃殺されるような騒動を起こしゃいいかな、みたいな。

転職するにしてももう受託系の SIer は嫌だな。職業適性検査でもエンジニア職の適性度めっちゃ下がってたし。自分にはパソコンを使った業務・事務作業くらいしか持ち合わせのスキルがないし、体力仕事は出来ないし、人とはできるだけ話したくないし、そもそも仕事自体をしたくないほど鬱の症状が酷いんだけど、最低限養育費は払えるだけの収入は保たないと本当にこの世に何も残せない。


もっと色んなことに無責任に、無関心でいられたら、ストレスなく気楽に生きられるんだろうなー。俺だってそうなりたい。わざわざ神経質になろうとしてなったんじゃない。やってもやらなくても変わらないと理屈では認識していてもキチッとしたくなってしまう、特に意識していなくても勝手に気付いてしまう、そういう習性なのだ。クルマに轢かれるまでクルマが近付いて来ていたことに気付かないぐらいの鈍感さが羨ましい。俺もそういうタイプのバカになりてぇー。