34歳になったのでミニ PC の GMKtec G3 Plus を買って Ubuntu 24.04 を入れた

どうも Neo です。この1月11日で34歳になりました。相変わらず不健康に生きています。


最近 Mastodon や Misskey で自鯖を立てている人をよく見かけていて、やっぱり自宅サーバって良いなぁ~の気分になったので、専用のミニ PC を買うことにした。

Amazon のセールで安くなっていたので、GMKtec G3 Plus というモノを買った。約2万6,000円程度。スペックはざっくり以下のとおり。

ボリュームライセンス版ではなく、OEM ライセンス版の Windows 11 Pro が入っていて、普通に Windows マシンとしても問題なく使えた。

ただ、自分は今回サーバ用途に特化させようと思ったので、Ubuntu Desktop 24.04.1 LTS のみをクリーンインストールして Windows 環境は捨ててしまった。

Ubuntu 24.04 は優秀

WSL などではない素の Ubuntu Desktop については、2020年頃に ThinkPad X250 というノート PC に対して 18.04 をインストールして遊んでいたことがある。

当時は「日本語 Remix」という日本語対応版を利用していたのだが、24.04 からはパッケージングの仕様が色々変わったようで、Ubuntu 公式のイメージを利用して最小構成でインストールしても不自由なく日本語環境が実現できた。Rufus でデフォルト設定のままイメージを USB メモリに書き込んで、USB ブートしてインストールウィザードに沿って作業していけばすぐに日本語 Ubuntu デスクトップ環境の出来上がりである。

日本語フォントは Noto Sans CJK JP などが入っている。「日本語 Remix」は 24.04 向けのイメージは提供しておらず、これまで提供していた apt パッケージを提供しているそうだが、これを特にインストールしなくても日本語の扱いには問題がなくて素晴らしい。

デフォルトは Ibus だがやっぱり Fcitx にする

日本語入力環境としては Ibus-Mozc がプリインストールされるのだが、自分はキーボードの左右 Alt の空打ちで IME のオン・オフをしたいので、そのショートカットキー設定ができる Fcitx5-Mozc をインストールして切り替えた。

$ sudo apt install fcitx5-mozc
$ im-config -n fcitx5

VLC は「アプリセンター」ではなく apt でインストールする

VLC について、Snap ないしは GUI の「アプリセンター」からもインストールできるのだが、当方環境ではなぜか起動しなかった。代わりに

$ sudo apt install -y vlc

と apt でインストールした方を利用したら問題なく起動してくれた。

G3 Plus の性能

さて、GMKtec G3 Plus の性能だが、Ubuntu Desktop の Brave ブラウザで YouTube を見てみても特に問題なし。さすがに自分のメインマシン (GTX1080 GPU 搭載機) と比べると若干のモッサリ感はあるものの、「一般的なノート PC」程度には利用できる。Intel N150 CPU は結構優秀である。

メモリも 16GB 搭載されているので、メモリ不足がボトルネックになるような場面は今のところ感じない。Wi-Fi も内蔵しているが、有線 LAN を接続すると apt のインストールやアップデートもサクサク動作してくれる。どちらかというと CPU・GPU のスペック不足が先に来るかな、という印象だ。

一応ファンは付いているようだが、通常利用時はほぼ無音。筐体に耳をくっつけないとファンの音が聞こえないくらい静かなので、常時起動していても音がストレスにならなくて良い。それでいて、筐体表面の温度も触れる程度のヌルさで、今のところカンカンに熱くなるような場面には遭遇していない。

そんなワケで、GUI デスクトップを通常利用する程度ならなんら申し分ないスペックで、排熱性・耐久性にも問題なさそうだ。サーバ用途でない普段使いの PC としても十分なスペックだと思う。

…ちなみに、「サーバ用途」のつもりで買ったは良いものの、自分は Mastodon や Misskey を立てるつもりもないし、大抵の事柄は既存のクラウドサービスで事足りているので、何をセルフホスティングしようかな、と考え中。使い道がない…!w