Nintendo 64 エミュレータ

プレイステーションとの戦いで完敗してしまったと云われるハード、Nintendo 64。しかし、今でも人気のソフトも多く、エミュレータの開発も未だ続けられている。

エミュレータでの再現度はというと、グラフィックが正しく表示されない、途中でフリーズしてしまうなど正しくプレイできないソフトも一部あるが、8~9割のソフトはほぼ正常に動かせる。

Project64

N64 エミュレータの中では、安定度、再現度、対応ソフトの数、どれを見ても1番のエミュレータであろう。プラグイン式なので、プラグインを入れればさらに高い精度を出せる。

どこでもセーブ、チート機能などが付いているが、録画機能だけは付いていない。略して PJ64

ダウンロードと日本語化

  1. まずは Nintendo 64 Emulator Project64 から「Project64 v1.6」を選択して本体をダウンロードする。
  2. 次にねこかぶのホームページ - N64 エミュレーターなどの日本語化パッチから「Project64 1.6」日本語化ファイルをダウンロードする。
  3. 本体をインストールしたら、日本語化ファイルを解凍して出てきた「pj64v16jp.exe」を、インストールした本体と同じフォルダに入れて実行する。
  4. そのあと本体を起動して、「ファイル」の「言語」で「Japanese」を選択したら完了。

基本操作・設定

という感じ。設定しておくと良いことは以下のとおり。

Mupen64

ビデオ録画機能が付いている N64 エミュレータ。再現度もよく、Project64 で動かないソフトも起動したりする。ただし、改造コード機能は付いていない。

ダウンロード・起動まで

  1. まずは Mupen64 - Download から本体「Mupen64 0.5.1」をダウンロードする。
  2. 次にMupen64 シリーズ用日本語ファイル (リンク切れ) のページから日本語化パッチをダウンロードする。
  3. 本体をインストールし、日本語化パッチを解凍して、本体をインストールしたフォルダにコピーしインストールする。
  4. 本体を起動させ、「File」→「Language」→「Japanese」を選択すると、日本語化が完了できる。
  5. このままでも利用できるが、録画機能を特化させるために Mupen64 ReRecording V2 Beta (exe ファイル直リンク) (リンク切れ) をダウンロードして、本体をインストールしたフォルダに入れる。ソフトを使うときは、後から放り込んだファイルで実行する。
  6. Project64 の本体に同梱されているプラグインを Mupen64 の「plugin」フォルダにコピーして、ビデオプラグインに「Jabo's Direct3D8 1.6」を利用すると、もっと良くなるようだ。

ビデオ録画

Mupen64 では、自分のプレイ映像を録画できる。録画の方法には2種類あり、プレイをリアルタイムに AVI 録画する方法と、リプレイを AVI 録画する方法がある。

まずは、プレイをリアルタイムに AVI 録画する方法を紹介する。

  1. ゲームを適当なところまで進め、「ユーティリティ」→「Movie」→「Start AVI Capture」を選ぶ。
  2. AVI ファイルの保存場所と圧縮形式を指定したら録画開始。
  3. プレイをして録画を終わらせるときは、「Stop AVI Capture」を選んで終わらせる。

上述の方法だと低スペックのパソコンでは動作が遅くなるので、快適に録画できない場合は、リプレイを AVI 録画する方法をオススメする。

  1. 「ユーティリティ」→「Movie」→「Start Movie Recording」を選び、出てきた設定画面で設定する。「From Start」は最初から記録、「From Snapshot」はセーブしたところから記録開始、という意味。
  2. プレイが終わったら「Stop Movie Recording」を選択して終わらせる。これで「.m64」ファイルにプレイが記録される。「Start Movie Playback」で再生、「Stop Movie Playback」で停止する。
  3. 記録したプレイを AVI ファイルにするには、「Start Movie Playback」で「.m64」ファイルを再生し、再生中に「Start Movie Recording」を選んで、AVI 録画を開始する。
  4. 録画停止は同じく「Stop Movie Recording」を選択して終わらせる。

Tips : 64GB パックで遊ぶ

N64 の中には、ポケモンスタジアムなどのように、「64GB パック」を使って GB のソフトと連携して遊べるソフトもある。そんなゲームを、エミュレータで遊ぶ方法を紹介する。

対応エミュレータは、プラグイン式のエミュレータなら大丈夫のようだ。Project64Mupen64 では動作を確認した。

用意するものは、N64 エミュレータ、N-Rage DirectInput8 Plugin 2、GB の ROM イメージとセーブデータ、の4つ。

まずは N-Rage DirectInput8 Plugin 2 の「RELEASE BINARY (most people want this) :」の下のリンクから、「N-Rage DirectInput8 Plugin 2」というプラグインをダウンロードする。

ダウンロードしたファイルを解凍して、「NRage_DInput8_V2_2.00.dll」をエミュレータのプラグインフォルダにコピーし、エミュレータのインプットプラグインで「N-Rage's Direct-Input8 V2 2.00b」を選択する。

このとき Project64 などでは、「msvcr70.dll がない」という旨のメッセージが出るかもしれない。その場合は「msvcr70.dll」を検索して、エミュレータの本体があるフォルダにコピーしておけば OK。

インプットプラグインの詳細設定で、「Controller Pack」タブを選び、「Raw Data」にチェックを入れ、プルダウンメニューから「Transfer Pack」を選ぶ。

ここで、GB の ROM イメージとセーブデータを読み込ませれば完了。対応している N64 ソフトの ROM を読み込ませて、ゲームを開始する。

その他の Nintendo 64 エミュレータ

この他の N64 エミュレータを紹介する。それぞれで機能や再現性などが違うのでチェックしてみよう。