Gran Turismo 4

2004-12-28 発売。グランツーリスモシリーズ最後の PS2 タイトル。

Gran Turismo 4 レビュー

グラツー3に衝撃を受けた自分は、「コンセプト」のボリュームの少なさにガッカリしながら新作を待っていた。PS2 への熱も冷め切った2004年になって、ようやく続編となる本作が発売された。

登場車種が大幅に増え、中古車のシステムも復活。「頭文字 D」にハマっていた自分は、AE86、S13、R32、EG6、シルエイティなどをほぼドンズバのカラーで乗り回せることに興奮していた。シルエイティだけはベルベットブルーで収録されていなかったのが残念だったが…w

この時代のディスク式ゲーム機の宿命だが、ロードにやたらと時間がかかった。レースを開始するまでの UI がもっさりしていて、ロードも長く、それが終わると操作可能になるまでのオートドライブが長かった。耐久レースをやる前など、実際のレースさながらに緊張感をもってプレイするには良い演出だったかもしれないが、ノルマ的にこなしていく雑なレースではトロくさくて仕方なかった。

前作よりもボリュームが多くなったのに、ゲーム DVD は1枚に収まっていて凄いなーと思っていた。さすがにボリュームが多すぎて全クリはしたことなかったが、のんびりフォトモードを楽しんだりするだけでも十分だ。

エミュレータでの動作検証

プレイステーション2 エミュレータのページで紹介した「PCSX2」にて動作検証した。概ね問題なく動作するが、一箇所致命的な動作不具合を発見した。

国際 B 級ライセンスの No.5 を選択してプレイしようとすると、次のようなエラーが出てゲームが停止してしまう。

..\..\FiFo.cpp(48) : assertion failed:
Function: ReadFIFO_VIF1
Thread: EE Core
Condition: vif1Regs.stat.FQC != 0
Message: FQC = 0 on VIF FIFO READ!

Stacktrace:
[00] 0x0017B7A6
[01] 0x000BA4C2
[02] 0x001764E3
[03] 0x000E463D
[04] 0x000E5A5D
[05] 0x000E5A5D
[06] AmdPowerXpressRequestHighPerformance
[07] 0x003AD480
[08] 0x001BA0D1
[09] 0x005A09C5

調べてみると、ドンズバな対処法が見付かった。

国際 B 級ライセンス試験の5番を選択する前に
EE/IOP 内の EmotionEngine 設定をインタプリターに変更
コース情報が表示されたら、元のリコンパイラーに戻す

コレでなんとか回避できた。若干描画に乱れが出るが、このコースのメニュー画面のみなのであまり気にならないだろう。

参考リンク