命名による区別が重要

名著「プログラマが知るべき97のこと」にも「名前重要」というエッセイがある。

機能や画面、変数名などに命名するということは、そのモノを定義し、他のモノと区別することも含まれる。

名前は原則として一つのモノに一つしか与えられない。システム内での定義にもよるが、「一般ユーザ」と「会員メンバ」は会員登録の有無で区別されるだろうし、「ログイン画面」から新規登録や退会処理ができるような動線設計は命名が不自然といえる。コレは「単一責務の原則」にも通じるモノがある。

クラス名や変数名のように英語で命名する場合もそうだし、設計書のファイル名や見出しのように日本語で書く場合も同じ。どこからどこまでのことを「ソレ」と呼び、「アレ」や「コレ」とは違うモノであると定義付ける、その最初の入口は「命名」なのである。