本当に正しいか・別の方法がないか調べる・バッドプラクティスを取り入れない
何かを実現する方法を考えた時に、それが本当に正しいかどうか、念のため調べる。また、何かを調べた時に、紹介されているものを安易に取り入れない。別の方法はないか見てみたり、「よくよく調べたらバッドノウハウだった」といったものを取り入れないようにする。
事例
- 「書籍情報を追加するメソッド」のメソッド名として
bookInsert()
だと思い込んでコーディングしようとしたが、よくよく調べ直したら動詞が先だからinsertBook()
の方が自然だし、Insert
という SQL の実装が連想されるような名前よりAdd
やCreate
など抽象的な名称の方が良いと分かった - JavaScript で現在日を基に「翌月」を得ようと思って
setMonth()
というメソッドを知り、それ以上調べもせずに使ってみたらバグった (「1月30日」の時にsetMonth(1)
で2月を設定したりすると、「2月30日」は存在せず3月になってしまう、Date 型の仕組みを考慮していなかった) - あるライブラリの使い方を調べて、紹介されている API を使おうとしたら Deprecated と表示された (非推奨となっている、これから取り入れるべきでない手法を使おうとしていた)
対策
- 「自分個人で判断したこと」をなくす。自分で判断したことの裏付けを常に作る。変数名・メソッド名一つとっても、「単語の意味を辞書で調べた結果だ」「この記事で推奨されているネーミング一覧から利用した」など、根拠を持つ
- ググった時の検索結果は上から10件程度は目を通す。一番目のサイトで紹介されているやり方は、実は特定のバージョン・特定の事象にのみ利用できる手法かもしれない
- 俗に「Good Parts」「ベストプラクティス」と呼ばれる推奨されるやり方、および「バッドノウハウ」「アンチパターン」と呼ばれる忌み嫌われるやり方をそれぞれ学習しておく