プロジェクト管理における4つの「ベース」
プロジェクト管理において、以下の4つの「ベース」を区切って考えておくと良い。
- タスク・ベース
- タスク管理、チケット管理を行う場所
- 例 : Redmine、Backlog、Trello、「ホワイトボード」
- コミュニケーション・ベース
- メンバ間の会話を行う場所
- 例 : Slack、メール
- ドキュメント・ベース
- 資料を格納する場所
- 例 : Backlog のファイル機能、SharePoint、DropBox、共有サーバ
- コード・ベース
- コードを格納する場所
- 例 : GitHub、Bitbucket
それぞれで次のようなことを決めておく。
- 使用するツール
- 「タスク管理は Redmine、コード管理は GitHub」のように、可能な限り単一のツールに絞る
- 「ホワイトボード」の情報を永続化するログとして「Backlog」を使う、といった「ツールの併用」はアリ
- 一つのツールが複数の機能を提供しており、複数の「ベース」をまかなえる場合は、「タスク管理もコード管理も Backlog」として良い
- 運用ルール
- チケット起票時に書くべき事項とか、設計書ファイルの命名規則とか
- なるべくルールを機械的に適用し強制できるよう、仕組み化・自動化していく
- 定期的に巡回してルールが守られているかチェックする
口頭でのやり取りは意識的に記録を残さないと、メンバ間の認識がズレていく。「口頭の会話」「会議」は、コミュニケーション・ベースとドキュメント・ベースを合わせて考えておく。
- 議事録を書く担当、書式を決めておく
- 毎日の朝会のような、ちょっとした打合せでも「議事録」を残す
- 雑談の中から生まれた事柄などは「コミュニケーション・ベース」にも書き残しておき、なるべく早く「ドキュメント・ベース」に格納できる体裁に持っていく