Node.js をバージョン管理できる体制でインストールする

Node.js 単体のインストールは以下の記事でも紹介したとおり、公式サイトからインストーラーを落として実行すれば良い。

しかし、Node.js 自体のバージョン管理をしたいので、Node.js のバージョン管理ツール経由で Node.js をインストールする。Windows と Mac OSX で使うツールが違うので別々にご紹介。

Windows での Node.js 環境の準備

Nodist というツールを使う。以下のページからインストーラーがダウンロードできるのでそれをインストールする。なお、上の公式インストーラから入れた Node.js は予めアンインストールしておく。

インストールしたら次のコマンドで安定版を入れておく。

Rem Nodist のバージョン確認
> nodist -v
0.7.2

Rem 安定版 (Stable) のインストール : この時は Node.js v6.2.0 だった
> nodist stable
nodev6.2.0

Rem Node.js として実行してみる
> node -v
v6.2.0

Rem npm もできる
> npm -v
3.5.2

コレで OK。

インストーラーが入れ込むディレクトリはc:¥Program Files (x86)¥nodistとなっていて-gオプションでインストールしたものはc:¥Program Files (x86)¥nodist¥bin¥node_modulesに登録されます、参考までに。 これは
$ npm -g root
で確認できます。

Mac OSX での Node.js 環境の準備

Mac OSX では nodebrew を使う。nvm とかいうのもあったらしいけど、nodebrew は日本人が作ってるので分かりやすいかも、と思いこちらを選択。まだ MacBookPro には Node.js を入れてないので、クリーンインストールな感じで。

以下のサイトに記載のコマンドでインストール。

$ curl -L git.io/nodebrew | perl - setup

調べたところ、何やら .bashrc というファイルと .bash_profile というファイルに書くことがあるっぽいので書く。まだ作ったことないので新規作成から。

# ルートに移動
$ cd ~

# ルートで .bashrc と .bash_profile というファイルを作る
touch .bashrc
touch .bash_profile

生成した .bashrc を適当なテキストエディタで開き、以下の1行を書く。これが nodebrew の PATH を通している。

export PATH=$HOME/.nodebrew/current/bin:$PATH

.bash_profile には以下のコードを書く。.bash_profile から .bashrc の内容を読み込んでいる。

if [ -f ~/.bashrc ]; then
    . ~/.bashrc
fi

ターミナルで .bashrc を再読み込みする。

$ source ~/.bashrc

これで nodebrew が使えるようになる。

それから Node.js の安定版をインストールする。

# nodebrew のバージョン確認
$ nodebrew -v
nodebrew 0.9.6

# Node.js の安定版 (Stable) をインストール
$ nodebrew install stable

# インストールされているものを確認
$ nodebrew ls
v6.2.0

# 使う Node.js を指定する
$ nodebrew use v6.2.0

# Node.js として使う
$ node -v
v6.2.0

# npm もイケる
$ npm -v
3.8.9

nodebrew ls などのコマンドで「Use of uninitialized value $a1 in numeric comparison (<=>) at /Users/(ユーザ)/.nodebrew/current/bin/nodebrew line 675.」といったメッセージが出る場合は、ターミナルの設定で .DS_Store を表示する設定になっていることが原因っぽい。

本来非表示のファイルは非表示にしておけばもう出てこない。

以上。

これで Node.js のバージョン管理ができるようになった。バージョンアップが激しいけど付いていきたくないと思ったなら付いていかなきゃいいんだ、と考えてやっていくことにする。