Windows の Firefox でフォントが汚かったので直した
Windows の Firefox と Chrome で、同じ游ゴシック体の見え方が極端に異なっていて、Firefox のフォントレンダリングがギザギザでメチャクチャ汚かったので、直し方を調べた。
Firefox はどうやら「MacType」などでフォント設定を変えても反映されないようで、about:config
より以下を設定することでフォントレンダリングを滑らかにできた。
項目名 | 設定する値 |
---|---|
gfx.content.azure.backends |
direct2d1.1,cairo (間にある「skia,」を抜く) |
gfx.direct2d.disabled |
false (デフォルトまま) |
gfx.direct2d.force-enabled |
true |
gfx.font_rendering.cleartype.always_use_for_content |
true |
gfx.font_rendering.cleartype_params.cleartype_level |
100 |
gfx.font_rendering.cleartype_params.enhanced_contrast |
200 |
gfx.font_rendering.cleartype_params.gamma |
500 (お好みで) |
gfx.font_rendering.cleartype_params.pixel_structure |
1 |
gfx.font_rendering.cleartype_params.rendering_mode |
5 (Natural Symmetric) |
gfx.font_rendering.directwrite.enabled |
true |
gfx.use_text_smoothing_setting |
true |
layers.acceleration.disabled |
false (デフォルトまま) |
layers.acceleration.force-enabled |
true |
その設定項目がないモノもいくつかあったが、それらは新規に項目を作り、上述の値を設定してみた。どれがどんな風に効いてているのかイマイチハッキリしないが、とりあえず綺麗になった。
元ネタはそれぞれ以下の記事よりかき集めた。
DirectWriteを有効にし、ClearTypeの設定を微調整すると、かなり違和感がないところまでフォントがきれいになりました。
about:config
は変更記録が残しづらいので user.js
で設定すると良い。
フォントのレンダリングモードの変更 名前:
gfx.font_rendering.cleartype_params.rendering_mode
5 (Natural Symmetric) 設定可能な値の中からビットマップフォントに対して無理矢理アンチエイリアスをかけることが出来るのは 5 だけである。
値が「direct2d1.1,skia,cairo」となっているので「direct2d1.1,cairo」に変更してOKを押す
gfx.font_rendering.cleartype_params.gamma
という設定は私は500に設定しました。
2019-06-29 追記 : その後 Chrome も仕様変更があり、MacType が効かなくなってしまった。-webkit-text-stroke-width
という CSS プロパティをブラウザ拡張機能などで付与すれば改善できるので、以下を参照。