Reveal.js を使って Markdown ファイルでスライドを作ってみる
Reveal.js というライブラリを使って、Markdown ファイルでスライド資料を作ってみる。
今回は機能を深くは掘り下げず、お試し環境を構築してみるところまで。
まずは Reveal.js の Git リポジトリを Clone し、必要なパッケージをインストールする。
$ git clone https://github.com/hakimel/reveal.js.git
$ cd reveal.js/
$ npm install
この時点で $ npm start
してみると、index.html
に記載の、「Slide 1」「Slide 2」という簡単なスライドがブラウザで表示される。
次に、Markdown でスライドを作れるようにする。index.html
を開き、
<div class="reveal">
<div class="slides">
<section>Slide 1</section>
<section>Slide 2</section>
</div>
</div>
この部分を以下のように直す。
<div class="reveal">
<div class="slides">
<section data-markdown="index.md" data-separator="^\n-----\n$" data-separator-vertical="^\n>>>>>\n$"></section>
</div>
</div>
そしたら、以下のような index.md
を作成する。
# Slide 1
## 見出し2
### 見出し3
#### 見出し4
##### 見出し5
###### 見出し6
<!-- 「-----」で次のページに移動する -->
-----
# Slide 2
2ページ目。
_アンダースコア斜体_、*アスタリスク斜体*。
__アンダースコア太字__、**アスタリスク太字**。
`span` 要素で<span style="color: #f00;">赤色に</span>。
-----
# Slide 3-1
<!-- リストの種類に関わらず2スペースでネストできる -->
- リスト
- ネスト
- さらにネスト
- ネスト
1. 番号付き
2. 番号付き
1. 番号ネスト
- ネスト
- リスト
<!-- 「>>>>>」で下に移動する -->
>>>>>
# Slide 3-2
| Heading 1 | Heading 2 | Heading 3 |
|:----------|:---------:|----------:|
| Data 1-1 | Data 1-2 | Data 1-3 |
| Data 2-1 | Data 2-2 | Data 2-3 |
| Data 3-1 | Data 3-2 | Data 3-3 |
-----
# Slide 4
<!-- ↓実際は「`」を半角の「`」に直す -->
```html
<DOCTYPE html>
<html lang="ja">
<head>
<meta charset="UTF-8">
<title>Reveal.js Example</title>
</head>
<body>
<script src="reveal.js"></script>
</body>
</html>
```
作成したら、
$ npm start
で実行。http://localhost:8000/
が起動し、Markdown ファイルがパースされてスライドになっているはずだ。
index.html
に記載した index.md
部分を別の Markdown ファイルに書き換えれば、この reveal.js
ディレクトリはスライドの動作環境として使い回しが利く。
馴染みの Markdown ファイルで、簡単にスライドが作れるので、オススメ。