12インチ MacBook 2017年モデルの CPU・Intel Core i7-7Y75 の性能チェック

12インチ MacBook 2017年モデルが欲しいなぁ〜、でもそろそろ2018年モデルが出るかもしれないし…とウズウズしている昨今。2017年モデルに搭載されている CPU、Intel Core i7-7Y75 がどの程度の性能なのか、個人的にメモしておく。

目次

型番の読み方

本題に入る前に、Intel CPU の型番の読み方をざっくりまとめておく。型番の読み方が分かれば、型番だけで大体の性能が推測できるようになる。

ベンチマークなどの文献

手持ちの PC との比較

僕が持っている PC の CPU と比較してみる。

Galleria XG : i7-7700K

デスクトップ PC である Galleria XG に載せた、Intel Core i7-7700K 4.2GHz との比較。

2コア4スレッドな 7Y75 と比べて、7700K は4コア8スレッドなので、性能としては1.5〜2倍ぐらい高性能。

MacBookPro 13-inch Early 2015 : i7-5557U

2015年モデルの13インチ MacBookPro。第5世代・Broadwell の CPU との比較。

第7世代・Kaby Lake の 7Y75 と比べて2世代古いが、3.1GHz の性能が功を奏し、4〜5割ぐらい高性能。

Asus ZenBook3 : i7-7500U

12インチ MacBook クローンな姿をしている ZenBook3 との比較。

ファンレスで 1.30GHz の 7Y75 に対し、7500U は 2.70GHz。7Y75 より3〜4割程度性能が高い。

ランキング

性能が良い順にランキングにすると以下のとおり。

  1. i7-7700K (Galleria XG) : 当然デスクトップ PC のオーバークロック可能なモデルが一番高性能。2位の 5557U より7割ほど性能が良い
  2. i7-5557U (MBP 13" 2015) : 3位の 7500U との性能は僅差。ほぼ差がないものと見られる
  3. i7-7500U (ZenBook3) : ファンが付くレベルのモバイル用途ということで、やはり高性能
  4. i7-7Y75 (MacBook 12" 2017) : やはりファンレスにもできる完全なモバイル用途の 7Y75 が、性能としては一番低くなる

CPU 単独で見た時のスペックはこのような形だが、MacOS と Windows という OS (ソフトウェア的な構造) の違いで、体感速度としてはあまり差を感じないのではないだろうか。