映画「End of Watch エンド・オブ・ウォッチ」を観た

2012年の映画。

どこかに保管されていたビデオを再編集して作られたかのような、いわゆる「ファウンド・フッテージ」形式の映画。ロス市警のジェイク・ギレンホールとマイケル・ペーニャのコンビが遭遇する様々な事件が映されている。

2014年の「Nightcrawler ナイトクローラー」での怪演が記憶に残っているジェイク・ギレンホール。本作では丸坊主にしていて、腕っぷしもありそうな感じ。最初ジェイク・ギレンホールだと気が付かないくらい印象が違った。ジェイク・ギレンホールの恋人役はアナ・ケンドリック。

最近観た2011年の「Tower Heist ペントハウス」、2016年の「Collateral Beauty 素晴らしきかな、人生」など、良い人役でよく出ているマイケル・ペーニャ。本作でも、相棒のジェイク・ギレンホールを想う超良いヤツ。

監督はデヴィッド・エアー。2011年「Training Day トレーニング・デイ」、2008年「Street Kings フェイクシティ ある男のルール」、2017年「Bright ブライト」(Netflix オリジナル作品) などで知られる、警察の裏事情を描くことが得意な監督だ。

以下ネタバレ。

二人はメキシコ系の麻薬カルテルのアジトを偶然発見してしまい、殺し屋に命を狙われる。銃撃戦の末、ジェイクは瀕死、そしてマイケル・ペーニャは殉死してしまう。ジェイクは警察葬で言葉を詰まらせながら「マイケルは兄弟だ」と語る。

最後に、銃撃戦直前にジェイクが回していたビデオのフッテージが流れる。他愛もない冗談を言って笑い合う二人の姿だった。


…という。

あの銃撃戦でジェイクが生き残ってるのはちょっと違和感。死体撃ちまでされてたのに。全部マイケル・ペーニャがかばってたにしても無理がありそう。

基本はファウンド・フッテージ形式なんだけど、「ココはカメラないはずだよね?」というところも多々ある。そういうリアルさは追求していないんだけど、二人が不思議と本物の警官に見えてくる。撮影スタッフが密着してるテイで見ても物凄いリアリティだと想う。