映画「J. Edgar J・エドガー」を観た

2011年。FBI という組織を作った、ジョン・エドガー・フーバーの映画。

レオナルド・ディカプリオがフーバーを演じ、若い頃から老いた姿まで、特殊メイクでこなしている。フーバーの右腕で、公私ともに関係が深かったクライド・トルソンは、「ソーシャル・ネットワーク」で双子を演じていたアーミー・ハマーが演じている。

この映画、フーバーの伝記的な映画ではあるのだが、どちらかというと「シングルマン」みたいな映画だった。

自分は知らなかったのだが、フーバーは同性愛者で、クライド・トルソンをパートナーとしていたようで、この映画はそこが濃密に描かれている。まだまだ同性愛を世間に公表するにはリスクのある時代で、時折登場するフーバーの母は、女々しい男を何よりも嫌っている。たくましく男らしい姿を世間に見せつつも、本当はそこまで強くなく、秘密を抱えて悩んでいるフーバーを、ディカプーが上手く演じていた。