Always Free なはずの GCE にどうしても金がかかるから停止した
多分俺の中で GCE 最終回。
- 永久無料枠で Google Compute Engine (GCE) インスタンスを立ち上げる : その1
- 永久無料枠で Google Compute Engine (GCE) インスタンスを立ち上げる : その2
- GCE インスタンスに Apache と PHP をインストールして Web サーバを公開してみた
- 完全無料。GCE で公開している HTTP サーバを Freenom 独自ドメイン + Let's Encrypt で HTTPS 化した
- GCP に中国からのアクセスがあり課金されたのでブロックする
- 続・GCE 絶対無課金
GCP の中でも、GCE は低スペックな IaaS VM が1台、無料で使い続けられる。…はずなのだが、中国、オーストラリアとの通信が発生すると課金されるという罠があり、コレまで対処してきた。
前回までで、日本以外の IP のアクセスを遮断したので、コレで無料で行けるだろうーと思いきや、今回はなんと7円も課金されてしまった。今度は何?!
課金状況を見ると、以下の項目に7円かかっていた。
- Micro Instance with burstable CPU running in Americas
…なんと、今まで課金されたことがなかったが、今回初めて CPU バーストにより課金が発生してしまった。この件について触れているサイトは以下あたり。
- GCEのMicro Instance with burstable CPU runningに注意 - Crieit
- How to avoid Google Cloud Compute bursting/burstable cpu throttling - Server Fault
cgroups
で CPU 使用率に制限をかければこの CPU バーストを回避できるとかいう情報アリ
CPU 使用率のメトリクスをチェックしてみたが、自分が使った記憶のない時間帯に、CPU 使用率が跳ね上がっていた。
僕の GCE は、僕だけがパスワード付きでアクセス・利用できる CGI が2・3個置いてあるだけ。一般の人がアクセスして面白いコンテンツは一つもないので、こんなことで課金されてはたまらん。
ということで、もう GCE を停止することにした。
GCE 上に設置していた俺専用 CGI は、OCI の Always Free VM に移して運用することにした。OCI は日本リージョンに立てていて、GCE よりも多少スペックが良い。OCI の課金体系は分かりやすく、コレまでも意図しない課金はされたことないし、安心して使っている。それに比べて GCE はアメリカリージョンにあって低スペックだし、今回のようなバカみてえな課金もあってずっとイライラしていた。もう止める。CPU 使用率制限してまで使い続ける必要がない。
GCE おしまい。