仕事における会話量が多いと何が良いのだろう

会社でよく上層部が「もっとコミュニケーションを取ろう」と言って回ってるんだけど、上層部が求めるコミュニケーションとやらが何なのかちっとも分からないまま、会社員を10年間やってきた。

上層部の言うコミュニケーションというのは、どうも「和気あいあいと皆が楽しくおしゃべりしている様子」を想像しているらしく、「チームメンバとは Slack で毎日やり取りしてますよ」というと「違うんだよな〜」的な顔をされる。

部署の垣根を超えた会話をするべきだ、とも思っているらしく、複数の部と合同で懇親会みたいなのをやらされたこともあったが、お互いの素性もよく知らないまま、お互いに自分の携わる業務の説明をして、「あっそう…」という空気が流れて翌日には誰と何の会話をしたかちっとも覚えていない。

そうやって多くの人と絡むことで、自分のやりたい仕事が見つかる?僕は仕事そのものをやりたくないので見つかるはずがない。また、他部署の様子を見て感化されて「○○部門に行きたいです!」と嘆願を出した同僚は、2年半も部署異動を承認されず、結局転職していった。会話しても業務に変化をもたらさないのに、なぜ会話をさせたがるんだ?

会話の機会や量を増やされることに対しての効能が当人たちにとって全くないのに、上層部はどうして「コミュニケーションを増やそう!」と言い続けるのだろう。目の前の何を見てその思いがブレずにいるのだろう。会話なんて、している間は仕事が進まなくなる行為だし、他人のことを知っていった結果その人を気に入ることなんかなくて嫌いにしかならない。

仕事中に雑談してヘラヘラしているのなんてみっともなくてできないし、目の前の業務の負担が減るワケでもないのに会話で作業を阻害されちゃ残業が増えるばかり。

マジで会話を増やすメリットが理解できないまま10年経ってしまった。誰か教えてほしい。コミュニケーションって何だと思ってて、それを活性化させるとはどういうことで、どこに成功した例があったのか、それは当人達のストレスにはなっていないのか。仕事において、必要事項や作業指示を伝達する以外に、他人と何を、何のために会話するんだろう。どんな良いことがある?雑談でリフレッシュしたり気分が良くなったりするモノなのかい?理解不能。