映画「Stand By Me スタンド・バイ・ミー」を見た
1986年、アメリカ。スティーヴン・キング原作。
あらすじ
作家のゴーディは、「弁護士クリス・チェンバース刺殺される」という新聞記事を見かけて、1959年の夏の出来事を思い出す。
当時12歳のゴーディは、悪ガキのクリス、テディ、バーンの3人とともに、「線路沿いに死体がある」という噂を確かめるべく、冒険に出る。4人はたびたび子供っぽいケンカをしながらも、30キロの道のりを進んで、ついに死体を見つけた。
しかし、そこに年長の不良グループが現れ、「死体の第一発見者として注目されるのは俺達だ」と脅しをかけてくる。ゴーディはクリスが持ってきた拳銃を手に取り、不良グループを追い払う。結局、死体の通報はゴーディらが匿名で行い、誰の名前もニュースに載ることはなかった。
4人は一夏の冒険を終え、それぞれ帰路につく。その後は進路もバラバラになり、疎遠になっていくのだった。
ゴーディは作家となり、賢かったクリスは猛勉強して弁護士になったものの、10年ほど交流がなかった。そして彼の名前を新聞記事で見かけて、「あの頃のような友人は二度とできないだろう」と思い返すのだった。
感想
コレまでも2・3回見たことあったかな?「往年の名作」みたいに言われるけど1986年の映画なのよね。もっと古いかと思ってた。
友人のクリスを演じるのはリヴァー・フェニックス。不良グループのリーダーを演じているのはキーファー・サザーランド。主人公ゴーディの、亡くなった兄を演じているのはジョン・キューザック。ジョンは2016年の「Cell セル」でも、スティーヴン・キング原作の映画に携わっている。
「大人になった作家が、幼少期を思い出す」という設定なので、1959年という舞台設定がそれ以上古臭くならないところが良く出来ていると思う。思春期にありがちな友達とのやり取りもリアルだし、各々が抱える複雑な家庭環境の表現も分かりやすい。上映時間も89分と比較的ミニマムで、ゆったりとした展開ながらも退屈する前に終わるのでちょうど良い。
何度も見るような映画ではないと思うし、個人的には別に見なくてもいい寄りな映画ではあるが、一度見ておくくらいなら損はしないかなと思う。