Neo's Archives

「ネットでのマナー講座」保管庫

2004年頃に私 Neo が開設・運営していた「ネットでのマナー講座」というサイトの保管庫。

コンテンツを見る → ネットでのマナー講座 (コンテンツから本保管庫へ戻るナビゲーションはないので注意)

サルベージと復元作業について

2019年6月頃、Archive.org からコンテンツデータをサルベージし、以下の微修正のみ加えている。

  • HTML・CSS ファイルは Shift-JIS から UTF-8 エンコーディングに変更
  • Archive.org が挿入したコードを除去
  • 当時の XREA 広告コードを除去 (当時から自動挿入広告を利用していたので、現在は広告が表示されない)

以下の2ファイルは Archive.org からサルベージできなかった。

欠落 : information_link.html に貼られている banner/27.gif

画像を貼り付けていた部分はそのまま残し、alt 属性および title 属性にて注釈を追加。

21.gif26.gif51.gif57.gif の内容から推測するに、ピンク地に白テキストのみで構成された 200x40px のバナーと推測。

欠落 : manner_bbs.html にリンクがある manner_bbs_win.gif

当該リンク部分はそのまま残し、title 属性にて注釈を追加。

恐らくは「丸数字」などを含む「NEC 特殊文字」を紹介していたものと推測。

当時の思い出

このサイトを立ち上げるに至ったきっかけは何となく覚えている。

2003年の終わりから2004年頃、私は「ポケモン熱狂的ファンはココが違う!」(http://www7.plala.or.jp/mewtwo777/) というサイトの「ポケ熱同盟」というコンテンツにハマっていた。掲示板とチャットが置いてあり、ともに発言回数をカウント・ランキングする機能があった。

当時この掲示板とチャットに入り浸っていた私は「発言回数ランキング」の上位に君臨しており、発言回数稼ぎの投稿が多かったために、他の住人から注意される事態に陥っていた。

さすがに反省した私は、「コレを機にネチケットサイトを作ろう」と思い立ち、当時ポケ熱同盟によくいた人たちに協力を仰ぎ、このサイトを立ち上げるに至った。

当時の XREA はまだ一般応募が盛んで、少し待っていると無料アカウントを作れる枠が募集されていた。この時も、難なく net-manner.s57.xrea.com というスペースを取得したのだった。コレが2004年4月3日のこと。

XREA のアカウント自体は自分だけが持っていて、ほとんどのコンテンツやページデザインは自分がやっていたので、9割は一人で運営しているサイトだった。それでも、複数の協力者にコンテンツ提供してもらったりしていて、何となく「皆で作っていこう」感は持っていた気がする。

当時何をもって「更新停止期間」とかを設けていたのかは覚えていないが、2004年7月2日の更新を最後に、Archive.org からのクロールは停止しており、その後このスペースは放置され、最終的に削除してしまった。この辺りの経緯を覚えていないが、多分飽きただけだと思う。「ポケ熱同盟」の掲示板やチャットにも行かなくなってきていたので、2005年に入る頃には色々飽きていたのかなと思う。

このサイトに対して思い入れがあった人はいないと思うが、私の独断で放置・削除してしまったのは事実。少なからずこのサイトを気にしてくださっていた方々に対して、今となっては申し訳ない気持ちである。

当時の広告コード

別に価値のある内容ではないと思うが、2004年当時の XREA にはこんな広告コードを貼っていたようだ、という記録として。

<center>
<a href="http://img.xrea.com/banner_top_1.gif" width="468" height="10" border="0"></a><br>
<script type="text/javascript"><!--
google_ad_client = "pub-5150980285101201";
google_alternate_ad_url = "http://img.xrea.com/ad_iframe.html";
google_ad_width = 468;
google_ad_height = 60;
google_ad_format = "468x60_as";
google_color_border = "727E9E";
google_color_bg = "3A4A6E";
google_color_link = "F7DF66";
google_color_url = "FFFFCC";
google_color_text = "FFFFFF";
//--></script>
<script type="text/javascript" src="http://pagead2.googlesyndication.com/pagead/show_ads.js">
</script><noscript><a href="http://img.xrea.com/ad_click.fcg" target="_blank"><img src="http://img.xrea.com/ad_img.fcg" border="0"></a></noscript>
</center>

center 要素が使用されていた部分は、後に <div align="center"> とコーディングされるようになっていたようだ。

振り返ってみて

2019年にサルベージしてみての感想。

このサイトを作り始めた2004年当時は、もう HTML を手打ちするようになっていたみたいで、CSS も自力で書いている。

量が少ないので CSS から言及するが、インデントのクセがスゴい。タブでインデントしているが、開始ブレース { と終了ブレース } がツライチになるようにコーディングしているし、コロンは値の方に寄せてカラムが見えるようにコーディングしてある。当時、CSS を書くにあたっては「娘娘飯店しるきぃうぇぶ」辺りのサイトを参考にしていたと思うが、ココまでクセのあるインデントはオリジナルのモノだろう。当時から垂直アラインメント取りたがりだったんだな…。

HTML はというと、逆にインデントがない。Archive.org の自動挿入コードなどで多少汚されていたが、多分当時はロクにインデントを付けなかったと思う。全体的な文字数 = ファイルサイズを減らそうと自分なりに工夫していたつもりだったんだと思う。クラス名が1文字なのもそういう理由。table レイアウトは卒業していたが、立派な div 厨だった時代。ページによって li 要素の終了タグを省略していたり、br 要素を多用していたりと、「自由」にコーディングしている。

まだあまり CSS を上手く書けなかったようで、一部ではテーブルレイアウトも残っている。インラインでのスタイル指定も多いし、雑なモンだ。

メインサイト Neo's World では、早くから XREA の自動挿入広告を止めて、レイアウトのために手動で広告コードを挿入していたが、このサイトに関しては自動挿入広告を利用していたようだ。何かデザイン面でもメインサイトとは差別化を図りたかったっぽい。今となってはその狙いもよく分からない。

当時は IE6 でしか表示確認しておらず、text-align: center でボックスが中央に寄ってしまう IE6 のバグを利用してレイアウトを組んでいた。当時はページ全体を囲んでいるオレンジ色の枠全体が画面中央に配置されていたのだ。当時のデザインを再現するためにコードに手を加えるべきか悩んだが、「当時のままのコードであること」を優先した。だから最近のブラウザではコンテンツが画面左に寄って見えていると思うが、コレは当時意図した見た目ではない。しかし広告コードには center を使っていた

当時の見た目でいうと、恐らく「MS P ゴシック」での表示を想定していたと思うので、最近の OS の標準であるメイリオや游ゴシックで表示されると、当時の雰囲気は味わいづらいであろう。

文章は…痛すぎて見られない。「言う」「事」など、何でもかんでも漢字に変換しまくっていた時代で、難しい漢字を使っている優越感と、漢字にすることで字数が減らせ、ファイルサイズ削減に繋がる、と考えていたみたい。今では使わない「ら抜き表現」も散見される。多分このサイト独自のデザインを狙って、段落の初めに全角スペースを置いていたようだ。

当時このような「ネチケット講座」みたいなサイトは五万とあって、2004年というのはかなり後発だったと思う。当時は「自分のサイトがネチケット系サイトの集大成になるように作ったろ!」と意気込んでいた記憶があるが、すぐに飽きた模様。結局は「自分が気に入らなかったこと」の羅列でしかないからねぇ。

SNS が中心になって、個人サイトや「掲示板」といった文化がほぼ消滅してしまった昨今、SNS の利用マナーってどこで学ぶんだろう?もしかして学ぶ場所がないから「FF 外から失礼します」みたいな謎マナーが蔓延するのかな…?