5分経っても分からないことは周りに聞く
知らないこと・分からないことに遭遇した時、まずやるべきことは、「自分の頭で考える」のではなく、「調べる」こと。
「考える」という行為は複数の判断材料から最適解を導くことを指し、判断材料もないのに考えようとするのはただ「迷っている」だけ。だからまず調べる。検索する。
しかし、自分で何を分かっていないか整理できないレベルの場合は、調べようにも、調べ方も分からない。現在地も行き先も方角も分からない状態では、地図を開いても分からないのと同じ。そんな時は潔く周りに質問する。
課題は分かっているが、調べても答えが見つからない場合もある。そんな時も、調べるのは5分で切り上げて、周りに聞く。考えている場合にせよ、迷っている場合にせよ、いずれにしても、「分からない」という問題が発生してから、5分で解決できなかったら、周りに助けを求めるのだ。
早い内に聞くことのメリット
- 以前同じ問題に遭遇した人が既にノウハウを持っていて、すぐに教えてもらえる場合がある。時間短縮
- ネットで調べても分からないような、社内の独自ルールなどが答えかもしれない。その場合はやはり周りに聞くしかない。時間短縮
- 早い内から自分が迷っている状況であることを周りに共有できれば、進捗の遅れも理解してもらいやすい
「質問すると相手の時間を奪ってしまう」という遠慮はしない方が良い。問題を解決できず遅延していく方が、チーム全体の不利益に繋がる。負債は時間経過によって増大していくから早く解決する。
早く聞く時の注意点
- とはいえ、「アイツすぐ聞いてくるなぁ」と鬱陶しがられることもある。「調べれば分かること」を聞きすぎないよう、ググるスキルを身に着けておく
- 口頭で質問して解決できたことは、文書化して共有しておく。そうすればもう「質問でその人の時間を奪う」事態が軽減できる
- 業務知識やチーム内でのみ通用する知識は聞くしか知りようがないのだが、そういう情報が文書化されていない現場は危険。自分から文書化していってチームを変えよう