NIH 症候群 … 四角い車輪の再発明を誘発する
「NIH 症候群」という言葉がある。NIH は Not Invented Here (ココで発明したモノではない) の意味で、要するに「自社開発じゃないと認めん、外部の製品は採用しない」という態度を指す。
コレにより、世の中に既に便利なツールがあるのに、自前でそれの劣化版を作ることになる、「車輪の再発明」ならぬ「四角い車輪の再発明」が発生する恐れがある。
ビジネス的には「怪しいオープンソースを使いたくない」「競合他社のシェア率を上げたくない」といった理由からこうした発想が生まれるのかもしれないが、往々にして無駄な回り道になるので、素直に目の前の便利なモノを享受しようではないか。
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