Ruby 向けに SQLite3 をインストールする
前回の続き。
SQLite (エスキューライト) は Rails で採用されているデータベース管理システム。軽量で扱いやすく、データを単一のファイルに保存するという特徴を持っている。
今回も引き続き書籍「Ruby on Rails 4 アプリケーションプログラミング」を参考にインストールする。環境は 64bit Windows7。
SQLite3 をダウンロードする
http://www.sqlite.org/download.html から Windows 向けの SQLite をダウンロードする。「Precompiled Binaries for Windows」というセクションが Windows 用。
- 書籍「Ruby on Rails 4 アプリケーションプログラミング」で紹介されていたものは 3.8.2 で、「sqlite-shell-win32-x86-3080200.zip」というファイル名。
- 自分が上のページからダウンロードしたのは 3.10.0 で、「sqlite-shell-win32-x86-3100000.zip」というファイル名。
だが、今見てみるとバージョンが 3.12.0 に変わっていた。最終的には sqlite3.exe
というファイルが欲しいので、「sqlite-tools-win32-x86-3120000.zip」のリンクからアーカイブをダウンロードすると良いだろう。
SQLite3 を設置する
ダウンロードしたアーカイブを解凍すると、「sqlite-shell-win32-x86-3100000.zip」の場合は sqlite3.exe
の1ファイルのみが、「sqlite-tools-win32-x86-3120000.zip」の場合は sqlite3.exe
、sqldiff.exe
、sqlite3_analyzer.exe
の3ファイルが格納されている。
このうち、sqlite3.exe
をコピーし、Ruby のバイナリフォルダに格納する。Ruby のバイナリフォルダは、Windows 環境で RubyInstallers 2.2.3 をデフォルト設定でインストールした場合、C:\Ruby22-x64\bin\
になっているはずだ。この bin
フォルダに sqlite3.exe
を格納しておく。
インストールされたか確認する
コマンドプロンプトで以下のようにコマンドを打ち、バージョン情報が確認できれば SQLite が正しくインストールできている。
> sqlite3 -version
3.10.0 2016-01-06 11:01:07 fd0a50f0797d154fefff724624f00548b5320566
これで Rails から SQLite を使うための準備が完了した。
次は Ruby DevKit の準備をする。
オマケ : Ruby スクリプトのみで SQLite を使う
ここでは Rails から SQLite を使おうとしているが、「SQLite3-Ruby」というライブラリを入れれば Ruby から SQLite を簡単に扱えるらしい。試していないので参考リンクのみ。