Ruby DevKit を導入する
前回の続き。
お次は Ruby DevKit を導入。これはネイティブな (C 言語などで書かれた) 拡張ライブラリ (gem) を導入するときにビルドするために使うもの。今のところこれを意識的に使うことはないが、とりあえず入れておく。
今回も引き続き書籍「Ruby on Rails 4 アプリケーションプログラミング」を参考にインストールする。環境は 64bit Windows7。Ruby は 2.2.3 を導入しているテイで話を進めるので、バージョン情報などは適宜読み替えるように。
DevKit をダウンロードする
DevKit も RubyInstallers よりダウンロードできる。http://rubyinstaller.org/downloads/ にアクセスし、「Development Kit」のセクションから「For use with Ruby 2.0 and above (x64 - 64bits only)」と書かれている exe ファイルをダウンロードする。自分がダウンロードした時は「DevKit-mingw64-64-4.7.2-20130224-1432-sfx.exe」というファイル名で、これは今日時点でも変わっていなかった。
DevKit を解凍する
Ruby をインストールしたフォルダ (C:\Ruby22-x64\
) に devkit
フォルダを作る。ダウンロードした exe ファイルを実行して、C:\Ruby22-x64\devkit\
に解凍する。
インストール…が、失敗する
コマンドプロンプトで DevKit を解凍したフォルダ C:\Ruby22-x64\devkit\
に移動し、以下のようにコマンドを実行する。
cd C:\Ruby22-x64\devkit\
ruby dk.rb init
ruby dk.rb install
すると、以下のようなメッセージが出てしまい、インストールが失敗していることが分かる。
Invalid configuration or no Rubies listed. Please fix 'config.yml' and rerun 'ruby dk.rb install'
何やら config.yml
を直してもう一回コマンドを打て、と言われている。
2017-03-05 追記 : 別環境でこの当時より新しいバージョンの Ruby をインストールしたところ、このエラーが発生しなかった。comfig.yml
が正しく書き換えられていたため。問題が起こっていなければ、以下の手順は特に踏まなくても良い。
config.yml
を修正する
調べてみると、Ruby のインストールフォルダのルートを指定する必要があるらしい。
C:\Ruby22-x64\devkit\config.yml
を適当なテキストエディタで開き、最終行に以下の1行を足す。
- C:\Ruby22-x64
先頭のハイフンとスペースも付けて書いておく。
再度インストールする
config.yml
を修正したら、再度コマンドプロンプトで ruby dk.rb install
を実行する。これでインストール完了。
次は Node.js のインストールに移る。