「7つの習慣」を読んだ
「人を動かす」は良かったけど、
「思考は現実化する」は読まなくて良かったなぁ。
というスタンスの人間が「7つの習慣」を読んだ。
高1ぐらいの時に一度読んだのだが、仕事をするようになってから読んでみるとだいぶ印象が変わった。
P217 あたり。その日の朝に一日単位での予定を組むやり方は、スケジュール帳・時間の中に、その日にやるべきことを突っ込んでいく作業になりがち。コレだと「長期間かかるけど、自分の人生にとって大事にしたいこと」をなかなか予定に組み込めない。だから、予定はまず週単位で組んで、優先的にやりたいことからスケジュールに入れよう、という話。これも今後はより大事になるだろうなぁと思う。ウィークリー・ミッションを大事にしないと。
P235 から。デリゲーション、作業の任せ方について。
- 望む成果
- 従うべきルール
- 使える資金や人員などのリソース
- 成果の評価基準
を予め伝えておかないといけないよ、という話。僕はよく「作業の背景と目的」「成果物の定義」「期日」「優先順位」あたりの4つを指示に含めるようにしているが、成果の評価基準というところはなかなか面白いと思った。コレを伝えておけば、相手が自分でその基準に達せているか自己評価できる。P318 Win-Win な関係に持ち込むために決めるべき要素としても取り上げられている。
P458「刺激と反応の間にはスペースがある」。出来事に対する反応は自分が選んでいる、もっといえば事象に対する自分の反応は選択できる、というのは、以前読んだ「怒らない技術」でも触れられていた。これが最近の自分に足りてないところだなぁ。自分一人でできるようになったことが増えてきたものの、一方で「一人ではできない・チームでやる必要がある事柄」だったり、より大きくて複雑な問題だったりを相手にすることになって、「自分でやった方が早い病」みたいなのがどんどんこじれているなぁと思う。
少々文量があるが、折に触れて読み返し、新たな発見が得られそうな本だと思う。