MacBookPro 13-Inch Early 2015 を売ってきた

僕にとって初めての Mac、そして初めての US キーボードとなった、MacBookPro 13-Inch Early 2015 を売却してきた。

今日は、この MBP のことを当時のブログ記事とともに振り返り、自分の中での区切りをつけようと思う。


この MBP を買ったのは2016年5月1日、現在の嫁となる、当時の彼女とサンシャイン水族館に行っている最中、急にテンションが上がって iPhone からポチってしまった。

Core i7 に 16GB メモリという CTO モデル。SSD は 512GB に絞ったが、コレは正解だった。1TB も使わないが、256GB は超えたので。

キーボードは US キーボードを選択。Mac の日本語キーボードは Windows ユーザからすると奇妙で、「CapsLock と Control を入れ替える小技」みたいなのが蔓延していて、「それって Mac の JIS キーボードが欠陥なんじゃ…」とすら思っていた。歴史的には、UNIX 系のマシンによくある JIS 配列の名残りみたいだけど、とにかく気に入らないので、それで US キーボードにした。ノート PC だとキーボードの面積が狭く、「英数 (無変換)」とか「かな (変換)」とかいう使わないキーがあるとメタキー周りが小さくなるのも嫌だったので、US キーボードは本当に正解だった。プログラミングに使う記号キーも押しやすいので、今は Windows マシンも全て US キーボードになった。

購入価格は税別254,800円、税込275,184円。送料込みで29万とかになったんじゃなかったけな。


2016年5月7日に届き、開封の儀をレポート。


僕にとっては初のノートパソコンでもあったので、当時勤めていた前職の会社に持って行って、休み時間に使ったりしていた。本当は個人 PC の持ち込みは禁止だったので、昼休みにカバンを持って会社周辺の喫茶店に入り、サッと昼飯を食べて、フリー Wi-Fi を使ってコーディングしたりしていた。

Core i7、16GB RAM というところもそうだが、SSD の速さにとにかく感激した。自宅では当時、Acer のデスクトップパソコンを使っていたのだが、コイツが2010年頃に買ったモノで、Windows GitBash もトロいし、かなり大変だったのだが、それもこれも HDD だから悪かったのか…?と思うくらいだった。何不自由なく余裕で作業できるハイスペックマシンを買っておいて良かったと思った。

Mac を使うにあたって、Bash やシェルスクリプトの知識も養えたし、React や Riot など、最新のフレームワークを使ってフロントエンドの知識をキャッチアップしていけた。この頃この MBP を使ってセコセコとプログラミングスキルを付けてきたおかげで、2017年2月に現在の会社に転職できたといっても過言ではない。

↑ 転職した初日と2日目は何故か物凄く鬱状態だったのだが、すぐに復活。この時当時の彼女に真摯に慰めてもらったことで結婚を決意したのは秘密 (結婚できてよかった)。

↑ 転職して元気を取り戻した頃に書いた記事。


あ、そうそう、MBP を会社に持っていくのが大変だなーと思って、Asus ChromeBook Flip C100PA-DB02 を買ったこともあった。2016年11月頃。US キーボードが欲しく、海外版を買った。日本版はメモリが 2GB だったが海外版はメモリが 4GB で、操作に不満はなかった。


2017年3月。「Apple Wireless Keyboard (Model No. A1016) M9270LL/A」という最初期の無線キーボードを買った。

小学校の頃、友達の家にあった Mac を見て憧れていたので、2003年頃のキーボードだったが探して買った。

Amazon で9,000円くらいしたが、2003年製とは思えない新品クオリティ。単3電池を4本も入れるし、Bluetooth 接続が頻繁に切れるのがネックだったが、キーピッチはちょうど良いし、フルキーボードはやっぱり扱いやすかった。

作業スペースを節約するために、MBP のキーボード部分の上に、このキーボードを重ねて置く手法を考案。ただのアクリル角棒を MBP の左右に置いて、その上にキーボードを置けば、MBP のキーボードが押されることはない、というワケ。

しばらく使っていたが、2018年9月頃に売却。ソフマップに持っていったら500円だった。つらい。


同じく2017年3月。Logicool M558 という Bluetooth マウスを購入。キーボードに揃えて白いヤツにした。コチラは現在も利用中。


2017年9月、無線キーボードの切断問題に悩まされていたので、「Apple Keyboard ML110LL/B」という有線のキーボードを買った。秋葉原の「秋葉館 Mac 専門店」にて、中古を6,480円で購入。なんかやたらと同じ型のキーボードが山積みされていて心配だったのだが、中古とは思えない美品。今も元気に使っている。

転職後、会社でも Mac を使うことが多くなり、会社支給の Mac が JIS 配列だったために、購入したキーボードやマウスは会社で使うようになった。MBP は内蔵キーボードとトラックパッドのみでの操作に戻っていた。この頃は Apache Cordova を使い、個人で iOS アプリをいくつか作ったりしていた。


Mac の影響で、僕の Windows 環境も少しずつ変わってきた。

2017年8月、デスクトップゲーミング PC の「Galleria XG」を購入。Core i7-7700K、32GB RAM で SSD も入っているし、さすがに MBP よりも速い Windows 環境になった。Adobe Premiere Pro での動画編集なんかはやりやすいのだが、GitBash や ConEmu の動作のトロさはあまり変わらず。コレは Windows が悪いというよりも、GitBash の限界なのかなーと思って諦めている。


さらに2017年11月、Asus ZenBook3 UX390UA-512GP という Windows ノートパソコンを購入。

この当時、「Asus ChromeBook Flip は軽くて好きだけど、OS が Windows か Mac じゃないとやっぱりつらいなー」と思っていて、12インチ MacBook に欲しさを持ち始めていたのだが、ふと「Windows マシンなら12インチ MacBook 並に軽いヤツが安価で出てるんじゃね?」と思って、色々調べていた。

MBP 同様、Windows マシンでも US キーボードが欲しくて、Core i7・16GB メモリ、というところは必須条件に据えていた。あとは 1kg を切る軽さを求めていたのだが、その中ではこの Asus ZenBook3 が、「12インチ MacBook クローン」といえるくらいソックリなスペックだった。

そしたらこのマシンが Amazon.com で超安売りしていて (ブラックフライデーか何かだったらしい)、999ドル、約11万円程度だったので即ポチリしてしまったという話。


Windows マシンも色々と揃ってきた2018年、ブログの月間 PV が10万を超えたので、「#わたしのブログ環境」を書いてみたりしていた。ZenBook を手にしてからは軽さ故にソチラばかり持ち運んでしまい、MBP は家に据え置きになりつつあった。


2018年5月、「Galleria XG」用に「Dell KB1421」という US キーボードを購入。コレでとうとう、自分が使う全ての PC のキーボードから JIS 配列が消えた。


この頃は2015年モデルの MBA や、15インチ MBP を借りる機会があったので、外観比較をしたりしてた。


ZenBook を手に入れてからも、「この ZenBook ぐらい軽い Mac 環境が欲しい」という欲は冷めないでいた。狙いは12インチ MacBook だったが、新品の2017年モデルは21万円超。さすがにキツイ。そこで CTO モデルの中古を探していて、ついにヤフオクでかなりの美品を見つけたので、2018年8月26日に落札した次第。

落札価格は約18万。新品よりは安く買えた。おかげさまでブログの収益などから賄えた。カラーは MBP と同じシルバー。スペースグレイではないところがナイス。当然 Core i7・16GB RAM・512GB SSD・US 配列という望みどおりのスペック。

「Core i7」とは表記されるものの、中身は i7-7Y75 というファンレス CPU なので、スペック不足が心配だったのだが、事前にベンチマークを見て性能比較していた感じでも Asus ZenBook3 に搭載されている i7-7500U と極端な性能差は見られなかったので、覚悟を決めてポチった。

使ってみた感じ、普段の開発用途では全然問題ない。Xcode のビルドも大して時間かからないし、Galleria XG があるのでほとんど使いはしないものの、Photoshop や Premiere Pro もそれなりに動作する。2015年モデルの MBP と比較して全然使えないかというと、僕の用途の中ではほとんど気にならなかった。


彼女と同棲してからは、一人暮らしの時のように毎日深夜4時ぐらいまでパソコンをするような生活ではなくなり、家でパソコンを触る機会は格段に減った。転職前は会社 PC がイントラネットに閉じられていたので、その鬱憤を晴らすかのように MBP のキーボードを叩きまくっていたのだが、転職してからはインターネットに繋がった会社支給の Mac を存分に触れるようになり、「家に帰らないとできないこと」がなくなってきていた。

そんなワケで、2017年に Galleria XG や ZenBook といった PC 環境を充実させていた割に、個人の PC の使用時間は徐々に減っていて、12インチ MacBook を購入した後も、コレを特別ガリガリ使いまくるというワケではなかった。

MBP に至っては12インチ MacBook の購入後、全く触らなくなっていたので、「ジモティー」や「ヤフオク」で買い手を募り始めていた。

僕は勝手に、「品数の少ない US キーボードの方がレアで売れるんじゃないかなー」と思っていたのだが、全然買い手が見つからず、そうこうしているうちに2018年モデルの MBP が発表されてしまった。これ以上寝かせるとさすがに売値が下がると思い、2018年11月7日、諦めて中古買取業者に持っていくことにした。

自分が選んだのは、「マクサス」という買取業者。都内に店舗があり、夜遅くまで営業していたので店頭買取をお願いした。

購入直後に液晶保護フィルムを貼り、キーボードカバーもずっと付けていたので、外見はキレイな方だとの評価。充放電回数も、2年半使ってきて96回とかなり少ない。自分でもバッテリーの持ちは劣化していない感触だった。

レアな US キーボードだから多少高値がつくかなー?と思いきや、「US キーボードって一般的じゃないんで、高く売れないんですよね…」とか言われて、結局買取価格は7万2,000円だった。正直想像より格段に安かった。

しかし、買取業者の買取価格としては適正なんだと思うし、個人売買でも恐らく大差ない額になると思ったので、その値段でお願いしますといって売ってきた。翌日7万2,000円が振り込まれ、おしまい。


12インチ MacBook と ZenBook を並べた時の絵面は圧巻だ。最近この2台を持ち運んでちょっとした発表会をやってきたのだが、「Win・Mac、2台の PC を持ち運んでも重さ 1.8kg」と思うと凄い。2018年モデルの15インチ MBP が 1.83kg なので、その重量で Win 環境も Mac 環境も、完全に独立して運用できるのだ。この生活を望んでいたのだから、12インチ MacBook を購入したことは大変満足している。

ただ、それとは別に、12インチ MacBook が MBP の完全な代替品になれているということは、すなわち「MBP は用済み」ということになるのが、少し寂しかった。初の Mac、初のノート PC、初の US 配列。転職活動の支えになった、iOS アプリ開発案件の助けになった。そんな MBP が、もう「必要」ではなく、家で文鎮と化しているのはもったいなかった。かといって売るのも心苦しかった。ある種、戦友のような気分で、この個体に愛着を持っていたから。

そんな複雑な気分で売り払ったので、未だモヤモヤしているところがある。自分にとってもう用途がなくなっていたのだから、他の人が中古で買って、使われる方が良いはずだ、とは思う。でもあの個体が僕をココまで引き上げてくれたような気もするし、使わなくなっても、記念にとっておいたら良かったか?なんて思ったりもする。まぁ、もう売っちゃったんで、取り戻せませんけど。w

先程も書いたとおり、12インチ MacBook が完全に代替できていることだし、何ら不足や不満はないので、売って後悔しているワケではないが、ちょっとまだ気持ちの整理が付いていないところがあったので、こんな別れの記事を書いた次第。

最近 MacBookAir が発表されて、2015年モデルの MBP が持っていた、USB-A・Mini Display Port・Mag-Safe などを搭載する現行機種が完全になくなった。全ての現行機種は極薄のキーボードになったし、Apple ロゴは光らなくなった。ある一時期の思いを引きずったままでいるのではなく、こうした変化に追随して、その変化に応じたスタイルを獲得していかないといけないな、と思う。そのためには今回のような「売却」という別れもあるのだ。

思えば、僕にとって初のスマホは iPhone4 だったのだが、コレも iPhone6Plus に買い替えたし、今使っている iPhone7Plus だって3年目に入ってそろそろバッテリーが寿命だ。今 iPhone を買い換えると、最新機種は全てホームボタンがないし、狭ベゼルでノッチ付きのディスプレイになる。狭ベゼルにはまだ抵抗があるのだが、コレも慣れていかなくてはならないのだろう。これが「進歩」なんだ。新しいモノをどんどん取り入れていかなきゃ。


(そろそろ文章がまとまらなくなってきたので終える。)

2016年5月7日に僕の家に来てから、2018年11月7日に手放すまでの2年6ヶ月と1日。日数にして915日。君のおかげで今の自分がある。確かにそう思える存在の一つだった。

今までありがとう、MacBookPro。