My Guitars 02
入手した順に載せている。2011~2012年頃。このページの10本は現在全て手放している。
- Burny MG-145S - HY (売却済)
- Gibson Les Paul Standard 50's - Burst (売却済)
- Ibanez RG350EX - Black (売却済)
- Fernandes USA APG-85S - Black (売却済)
- Fender Japan ST-650SPL - 3 Tone Sunburst (売却済)
- Fender Stratocaster Replica - Jimi Hendrix Monterey Paint (売却済)
- Ibanez JEM7V Replica - White (売却済)
- Aria Pro II MK-1800WA - Natural (売却済)
- Blitz BLP-450 - Honey Burst (売却済)
- Yamaha SG1000 - Red Sunburst (売却済)
- ← My Guitars 01 : 01~10本目
- → My Guitars 03 : 21~30本目
Burny MG-145S - HY (売却済)
僕はかねがねイエローハートが欲しいと思っていた。その理由の1つは、父がモッキンバードを使っていて、モッキンバードシェイプに憧れがあったこと。もう1つは、米倉けんごの「イエローハーツ」というマンガを読んだから。つまり、X Japan はどうでもよかったのである… (とかいうとファンに怒られそうだが…w)。さすがに hide に失礼すぎるので多少は X Japan や hide のことは勉強した…w。
2011年1月10日、ヤフオクで安く出品されているイエローハートを見付け、メールで値段交渉してみると5万円ジャストで了承してもらえたので購入。15日に届いた。
金属パーツのくすみや細かな傷は多いものの、使用上の問題はなく安心。24フレットでチョーキングしたときにサスティナーに弦が当たってしまうため、サスティナーの高さを少し下げたぐらいで、他の調整は必要なかった。
ツマミ類は、ボリューム、サスティナーボリューム (センタークリックあり)、3 Way PU セレクター、サスティナー On・Off ミニスイッチ、サスティナーモード切替ミニスイッチ (フルモードなので3種類)、ダイレクトミニスイッチ。ダイレクトスイッチはボリュームなどを通さなくなるため、余計な電気抵抗がなくなりクリアで Hi-Fi なサウンドになる。また、ボリュームノブを0にしておいてダイレクトスイッチを連続で On・Off すればスイッチング奏法ができる。
モッキンバード好きとして hide モデルに興味を持ったので、hide モデル全般について色々調べた。テキトーに書き連ねる。
- 今までに発売された hide モデルのモッキンバードは、アンプ内蔵の Jr. や ZO-3 なども含めて30種類以上。中には値段改正により型番が変わったものもある。シグネチャーモデルとして発売が開始したのは1991年頃からのようだ。
- 現在は (Jr. モデルを除くと) MG-85 CN (クリア・アクリル)、MG-100X BLK (ブラック)、MG-105X CS (チェリー・サンバースト)、MG-145X Graphic、MG-145S CS・HY (ハートイエロー、イエローハートのこと)・LD (レモンドロップ)、MG-340X CS というラインナップになっており、スルーネックのものは MG-340X CS のみ。
- 型番の見方は、MG が MockinGbird の意味、その後の数字が値段を表している (MG-145 なら定価14万5千円)。その後の「X」は、hide モデル発売初期からあるもの、もしくはサスティナーが搭載されていないモデルで、「S」はサスティナー搭載モデルの意味。MG-340X はかなり初期から存在していたので、サスティナーが搭載されているが「X」の表記。
- 多くは Burny ブランドになっているが、機種によって Fernandes と Burny のブランドが違う。両者はヘッドロゴの他、ヘッドの形状も若干違っている。モッキンバード自体が元々 B.C. Rich のモデルなので、この辺はごちゃごちゃしているようだ…。
- イエローハート柄については、1996年の公演で実物が登場し、1998年頃から MG-145S HY としてボルトオンのシグネチャーモデルが発売されたようだ。また2000~2002年頃まで、スルーネック版の MG-360S も販売されていた。
- MG-145S HY と MG-360S では、ネック構造の違いの他にも、MG-30S はボディの傾斜部分までハート柄がペイントされていて、ツマミ類の位置も異なる。MG-145S HY の方が、ミニスイッチなどがブリッジ側にズレている。
- 2004年に本人のものと同じスペックを再現した hide Complete Guitar Series というギター群が発表され、限定受注生産されていた。本人モデルと同様のスペックのものを俗に「ドンズバ」と呼ぶ。ラインナップは第一弾が MG-300SW (Snow White)、MG-380PS (Psyence Green)、MG-380LD (Lemon Drop)、MG-450R (Rose & Skull) の4モデル。第二弾に MG-300SP (Shocking Pink)、MG-380GH (Green Heart)、MG-380K (Circuit Graphic)、MG-450X (Graphic) の4モデルで、計8モデル登場した。もちろん全てスルーネック。
- 2007年にボルトオンネックになった廉価版として、MG-145SW (Snow White・MG-300SW が元)、MG-155GH (Green Heart・MG-380GH が元)、MG-155PS (Psyence Green・MG-380PS が元) の3モデルが各100本で再生産された。
- MG-450R も MG-160R として2006年頃にボルトオンの廉価版が再発売されている他、MG-300SP も MG-145SP として廉価版があった。いずれも100本限定。
- その他スルーネック、ボルトオンでさまざまな hide モデルが存在したが、全ては書き切れないのでこの辺で。僕はスルーネックのドンズバイエローハート MG-360S or MG-380S と、スノーホワイト MG-145SW か MG-300SW がいつか欲しい…。
それから、調べたことのメモがてら、hide モデルに搭載されているサスティナーの解説をしておこう。
- まずサスティナーとは何か。サスティナーとはフェルナンデス社が開発した、電気信号によってサスティーンを永遠に伸ばすシステムのこと。リアピックアップが音を拾うと、通常とおりアウトプットへ送られると同時にサスティナードライバーにも電気信号が送られ、それに合わせてサスティナードライバーが磁力駆動によって弦を振動させる、という仕組みで、電池がもつ限り半永久的に音を伸ばし続けられる。
- というわけで、動作には 9V 電池が必要だ (ボディ裏に電池ボックスがある)。電池はサスティナーを Off にしている場合でも必要になる。ジャックにシールドを挿すと自動的に電源が On になるため、ギターを使用しないときはジャックを抜いておく必要がなる。別売りで APU-3000 という専用の AC 電源ユニットがあり、コレを 9V 電池の収納部分に繋げば、コンセントからの電源供給でプレイできる。なお、僕の場合は購入直後に新品の 9V に変えて以来、1度も交換していないがまだ正常に音が出ているので、電池の消費はそこまで心配しなくても良いかと。
- hide モデルには CD-100F というサスティナードライバーが搭載されている。フロントピックアップの位置にあるモノがそれで、リバーシブルなのでサスティナー Off 時には普通のピックアップとしても作動する。見た感じハムバッカーのようなデザインになっているが、サスティナーの後ろはダミー PU (ただの穴埋めのプラスチックで何の機能もしない) である。
- リアには VH-401 というフェライト系ハイゲインタイプの PU が乗っており、サスティナーキット FSK-401 に付属されているリア PU もこの VH-401 だ。元々 hide のために作られた PU らしく、過去に発売されたシグネチャーモデルにもよく搭載されている。hide のサウンドを再現するにはちょうどよいピックアップだといえる。
- フェルナンデス社のサスティナーは今まで色々な種類が出ており、9V 電池を2つ積む 18V 式のサスティナー、ハーモニクスモードが省略されたスタンダードモードのみの「サスティナー・ライト」などがあるが、フルモード・サスティナーとして現在残っているのは、この CD-100F のみのようだ。
- フルモード・サスティナーとは、ミニスイッチによって、実音を伸ばす「Standard スタンダード」、サスティーンとフィードバックの中間を自然に再現する「Mix ミックス」、どんな状況でも意図的に倍音 (4倍音) を発生させる「Harmonics ハーモニクス」の3モードが選べるサスティナーである。
- この MG-145S HY の他、チェリーサンバースト CS とレモンドロップ LD、そしてスルーネックの上位機種 MG-340X CS も、CD-100F と VH-401 の組み合わせになっている。過去に販売されたサスティナー搭載機種もほぼこの組み合わせであろう。
- 例外として、つや消しマットブラックの MG-125S という機種には 18V のサスティナーが搭載されていた。
それから、サスティナーの調整方法について。
ボディ裏 (写真3枚目) にあるフタを取ると、写真4枚目のような基盤類が出てくる。電気系統が全く分からない人でも大丈夫、この中でイジるのは、基盤の上にある4つの白いツマミ (半固定抵抗) だけ。この MG-145S には「503」「104」「474」「203」の4つがあった。これらをマイナスドライバーなどで回して調整する。各ボリューム抵抗の役割は以下のとおり。
- 503 : サスティナーの掛かり具合を調整。右に回すほど感度がよくなり、小さな音にも反応するようになる。右にいっぱい回したフルの状態でサスティナー (特にスタンダードモード) を使ってみて、音が発振する (ピーとかギーとかいう異音が出る) 場合は発振がなくなるまで左に回していく。
- 104 : 基盤内の電流量。右に回せば電流量が増え、サスティナーの効きも良くなるが、電池の消費量が増えるので 9V 電池の減りが早くなる。よく分からなければ左いっぱいに回したゼロの状態から 30% 程度の位置にしておくといいかも。
- 474 : リバーシブルになっているフロントピックアップの音量。基本はフルで良い。サスティナー Off 時、ピックアップを切り替えてフロントとリアで音量差があるようなら調整する。
- 203 : スタンダードモードとハーモニクスモードでのバランス調整で、基本はゼロで良いが、モードを切り替えた時に音量差が気になるなら調整する。
なお、最近のサスティナー (FSK-401 など) では各抵抗の名称が違うかもしれないが、機能は同じ。「503 = AGC」「104 = VBC」「474 = FGC」「203 = MBC」である。
こんなところだろうか。欲を言えばアームが付いていたらより演奏の幅が広がるかなと思うが、ボディが軽く良い音で、とても使いやすいギターだ。
以下は参考にしたページや hide 所有機の解説サイトなど。
- Fernandes - Catalog より :
- 1998年のカタログより : 恐らく MG-145S HY の初登場がこの頃だろう。イエローハートを持つ hide の有名な写真だが、実は本人のものではなく、ボルトオンの市販機を抱えていることが分かる (ネック結合部や、ハートペイントがボディ傾斜部にないことから)。
- 2000年のカタログより : スルーネックの上位機種 MG-360S が登場している。2002年前半のカタログまで掲載されていたが、2003年以降のカタログからは消えている。
ミュージックトレード - 楽器新製品紹介 2004年1月の新製品 Fernandes hide Complete Guitar Series 完全予約で8モデルを受注生産(リンク切れ) - 2004年当時のページ。ドンズバ8モデルの画像がある。
2016年7月25日、しばらく弾かなくなっていたので楽器屋に売った。
Gibson Les Paul Standard 50's - Burst (売却済)
Fender ロゴの貼ってあるレスポールが出てきて、25万円のところを5万に値切って購入する「けいおん」などというアニメは一切見ていないのだが (←)、Beck というマンガはアニメまで全部見た。
演奏中に撃たれて殺されてしまった伝説のブルースギタリスト。彼がその時使っていたレスポールは「ルシール」と呼ばれ、ボディにはいくつもの銃痕があり、フロントピックアップも壊れているのに、なぜか素晴らしい音がするという。そんなギターをたまたま見付けた少年が、そのギターとともにバンドを結成してあれやこれやするっていうマンガなんだけど、本編はともかく、劇中に登場する「ルシール」に惚れてしまったのである。余談だが、「ルシール」の元ネタはいうまでもなく B.B. キング。
このマンガより前から、元々レスポールには興味があった。というか、自分がギターを始めた時、一番最初に使っていたのは親父から借りていた Burny のレスポール・カスタムのコピーモデルだったので、レスポールには最初から思い入れがあるのだ。安ブランドのストラトをよく買っていたときから「いつかは本家 Fender のストラトが欲しい…!」と思っていたのと同じように (これに関しては、フェンジャパだが一応 ST68RH の購入で達成した)、レスポールに関しても (別に Burny が悪かったワケではなくて)「いつかは本家 Gison のレスポールが欲しい…!」とは思っていたのだ。
そんなわけで、本家 Gibson のレスポールを買おうかなとヤフオクで探し回っていた。しかしお金のない貧乏大学生の僕にはヒスコレのレスポールは高嶺の花…。レギュラーラインナップのレスポール・スタンダードで良かろうと思ってヤフオクを見ていた。とはいっても、レギュラーのレスポール・スタンダード (無印 LP とか、LP-STD といった呼び方があるみたい) でも値段は15万円以上するのがザラ。10万円を切っていればまだしも、なかなかヒョイとは買えない値段だった。
そうこうしていると、ヤフオクで15万円で出品されていたとあるレスポール・スタンダードが目に入った。レギュラー品なのだがバリトラ!僕の好みだったカバードピックアップ、クルーソンタイプのペグ、トップハットノブなどのパーツの条件も揃っている。そのルックスの美しさに感動してしまい、出品者に直接会いに行って実物を確認、泣きながら値段交渉をしたら13万円まで値下げしてもらえた。こうして、2011年2月19日、念願の Gibson Les Paul Standard を手に入れたのだった。
このギターは2004年製。その当時のレギュラー品には Les Paul Standard 50's と Les Paul Standard 60's の2種類があったようだ。この2つの大きな違いはネックの太さで、50's の方がネックが太めになっている。
とはいっても、今まで何本もレスポールを持っていたワケではないので、太い太いと聞いていた50年代スタイルのネックだったが「なんだ、こんなもんか」と思うぐらいの薄さに思えた。僕にとっては全然弾きづらくなく、ちょうど良く感じた。ボディのバーストもやはりなかなか格好良く、個人的には楽器店で見るヒスコレよりも好きな模様だ。
このギター、ネックにヒビが入ったことがあるようで、プロのミュージシャン専門のリペアショップで修復された過去があった。ヘッドの裏側にその傷跡は残っているが、音に影響はなく、素晴らしい音がする。さすが、歴代所有ギターの中で最高額のギターなだけはある。そういえば、ハードケースもこのギターで初めて所有する。ギタースタンドに置ききれずに、収納に苦労したw。
2012年6月14日、GP Factory というメーカーの格安トグルスイッチノブを購入した。→ GP Factory トグルスイッチ・インチサイズ - Amber
2017年、いい加減弾かなくなり、カビが生え始めたので売却。買取価格4万ぐらいだった。
Ibanez RG350EX - Black (売却済)
以前から、いつかは24フレット、フロイドローズ、サスティナー搭載、というギターを欲しいと思っていた。Steve Vai が好きなので、JEM7V Sustainer Mod が買えたら…と思っていたが、30万は無理だ…。
ということで、サスティナーは諦め、とりあえず 24F・フロイドローズというスペックを満たしたギターを安く買おうと考えた。Ibanez RG シリーズは JEM の元になったモデルで、形も似ているので、コレにしようと思った。
本当は RG350DX という、同じ形の白いモデルが JEM7V にソックリなのでそっちにしたかったのだが、この RG350EX が14,800円でヤフオクに出品されていたため、2011年5月5日に購入してしまった。数日後にヤフオクを見たら RG350DX が1円スタートになっていてちょっとショックを受けたりしていたが…w。
定価が4万円程度の安いモデルなので、音にはちっとも期待していなかったが、これが意外と良かったw。中音域がちゃんと出るというのか、強い音がする。PU の出力が強いというワケではないのだが、キリッとした音で個人的に大好きだ。
このモデルは2011年以降に Zero Point System というブリッジが付いて、RG350EXZ という型番にリニューアルしている。ゼロ・ポイント・システムは弦の張力とは関係なしにブリッジの平行を保たせているため、ゼロ・ポイントがズレることなく、弦が切れてもチューニングがズレないのである。しかし今回買ったモデルはそのリニューアル前のモデルなので、Zero Point System は搭載されておらず、ブリッジは Edge III だ。
僕はフロイドローズのギターを持っていたことがないので (一瞬だけ Ken モデルを所有していたが…w)、調整の仕方が分からず、購入した直後に楽器店に弦交換と調整をお願いして使っていた。
サスティナーを付けようか迷っていたが、後付けするには微妙な個体だったので、2011年10月25日、1万5千円で譲った。売却してしまったが、アーミングのしやすさは今までの中で一番しっくりくるギターだった。
Fernandes USA APG-85S - Black (売却済)
Steve Vai の真似事がしたかったものの、JEM7V Sustainer Mod など高くて買えないので、24F・フロイドローズ付き・サスティナー搭載、という条件を満たす安いギターを探していて見付けたモノ。ヤフオクにて16,800円で落札、2011年12月5日ゲット。定価は型番から分かるように税抜85,000円程度だったモノ。
ヘッドロゴの U.S.A. Custom の表記からも分かるように、これは Fernandes がアメリカで販売していたモデルで逆輸入品。サスティナーには JEM7V Sustainer Mod や Burny MG-145S - HY (売却済) (hide モデル) などと同じ CD-100F が搭載されており、Sustain・Mix・Harmonics の3モードがあるタイプ。自分は SSH スタイルが好きではなく、JEM7V Sustainer Mod のようにダミー PU を付けてでも HSH か HH が良かったのだが、結局見た目の問題なので気にしないことにした。フロントとセンターがスラントしているがサスティナーとしては普通に使えている。6枚目の写真に裏蓋を取ったところのサスティナー基盤を載せたが、各半固定抵抗の調整方法は Burny MG-145S - HY (売却済) で解説しているのでそちらをドウゾ。
音は案外良い。センターのシングル VS-200 はノイズが多めだが音自体は綺麗で、hide モデルにも搭載されているリアのハム VH-401 も中音域がよく出る感じがして良い。フロイドローズは Takeuchi 製の FRT-5 Pro だが、ヤフオクで見付けた中古のためアームが欠品。2012年2月28日、FRT-5 Pro のゴールドアームを1,500円で購入し、翌日29日に届いたので取り付けた。トレモロアームだけ金属の光沢が良い…w。→ Fernandes FRT-5Pro Arm - Gold
1990年代半ばから後半に製造されたギターらしいが、この個体の詳しい製造年代は不明。よく分からないけど自分が欲しかった条件は満たしているし安いし音も良かったので、とりあえず満足。お金が山ほど手に入ったら JEM7V Sustainer Mod を買おうw!このギターの情報がネット上に少なかったため、以下に参考リンクをまとめてみた。
- たつやのぺ~じ - Fernandes APG-85S - ヘッドに U.S.A. Custom の表記がない日本版。
- 海外 (USA シカゴ) 駐在の道 (帰国編) - My Axe - こちらはヘッドに U.S.A. Custom の表記がある海外版。
- K-Rock Guitar Kids - Profile - スペック情報アリ。
Shine Guitars - Fernandes APG-85S USA Custom(リンク切れ) - スペック表と写真。海外版。- Hide Key's Page - シースルーブルーのモノを所有している方のページ。日本版。
- 秋徒の機材 - 1997年にシースルーレッドのモノを所有している方のページ。海外版。スペック表があるが上のページとトレモロ部分のスペックが違う。カタログから見るに2000年以降のスペックのようだ。
ミュージックトレード - 2000年9月の新製品(リンク切れ) - 「2000年8月発売予定」という表記があることから、米国で販売したあと日本でも販売していたと思われる。- Fernandes - Catalog より :
- 1995年前半のカタログより : カタログ初登場。ブラック BL とワインレッド WRM があり、ロゴは U.S.A. Custom の表記がない。
- 1995年後半のカタログより : 初登場時と同じ。ハーフパース・コンタードと14度ヘッド角は売りのようだ。
- 1996年のカタログより : リア PU が VH-401 から VH-400 になっている?(誤植かも) パープルカラー DMP が追加されており、ロゴに U.S.A. Custom の表記が出現。
- 1997年のカタログより : リア PU は VH-401 に戻っている。スケールが 628mm (ミディアムスケール・ギブソンスケール) から 648mm (レギュラースケール・フェンダースケール) になっている。前年に引き続き3カラーで U.S.A. ロゴ。
- 1998年のカタログより : パープル DMP が消えて代わりにシルバー SLV が登場、シルバーのみゴールドパーツではなくクローム。スケールは 648mm のまま。
- 1999年のカタログより : 前年に引き続き BL・WRM・SLV の3カラーだが、U.S.A. 表記が再びなくなる。リア PU が VH-401 から FHM-3140W に変わっている。見分け方は FHM-3140W だと PU の両端に金色のネジが見えるが、VH-401 にはない (そのため僕の個体は VH-401 搭載機と分かる)。
- 2000年前半のカタログより : ここまでボディが Mahogany 45mm だったのが、ここで Alder 45mm に変更されている。ブリッジも FRT-5PRO から FRT-10 になっている。
- 2000年後半のカタログより : 今度はボディが Light Ash 45mm に変わっている。そしてカラーがブラック BL 以外が変更になり、シースルーレッド STR とシースルーブルー STB の2色が登場している。なぜかここで「New」の文字がw。
- 2001年前半のカタログより : スペックは全て前年後半と同じだが、サスティナー用のパワーサプライ「APU-3000 付属」と追加で書かれている。
- 2001年後半のカタログより :「APU-3000 付属」の表記が消滅。
- 2002年のカタログより : 前年後半と同じ。
- 2003年前半のカタログより : 前年と同じ。これ以降のカタログからは消滅している。
2016年7月25日、しばらく弾かなくなっていたので楽器屋に売った。似たようなスペックの Fernandes FR-85S - Metallic Black や、7弦サスティナーの Fernandes Revolver Pro 7 FR-125S Elite - Metallic Black Satin がまだ健在なので、サスティナーライフはコチラで…。
Fender Japan ST-650SPL - 3 Tone Sunburst (売却済)
高中正義モデルのような、3トーンサンバーストでメイプル 22F ネックのストラトが欲しくて探していたら、ヤフオクで型番不明の Fender Japan のストラトを発見したので落札。22,500円なり。2011年12月24日に届いたのでクリスマスプレゼントみたいだったw。
22F で2点支持トレモロ、という外見から、日本版アメスタといわれた ST-650SPL かと思われるが、1990年の Fender Japan のカタログに載っている写真 (リンク切れ) では、BST (バースト) カラーはローズウッド指板で、BLK (ブラック) カラーがメイプル指板となっている。スペック表の指板部分は「Maple or Rosewood」となっているので、もしかしたら各ボディーカラーにつきメイプル版とローズウッド版があったのかもしれない。確証はないが、スペック的には間違いないので ST-650SPL とした。
ネック裏のシリアルは G013950 なので1986~1987年製造のようだ。かなり傷が多いが、パコンとしたストラトらしい音が出る。2点支持のブリッジは初めてで、ST68RH のシンクロナイズドトレモロとは動きが違う感じがする。チューニングの狂いが少ない。ネックの反りなどもなく22フレットまでちゃんと使える。それなりに色焼けもあって、適度なボロさがカッコイイギターだw。
上でチラッと「日本版アメスタ」と書いた ST-650SPL というモデルについて。これは80年代後半に Fender USA が発表した American Standard Stratocaster 通称アメスタのスペックを、日本でフジゲンがそっくりそのまま再現した Fender Japan ブランドのストラトだ。ナイフエッジ2点支持のトレモロ、バイフレックス・アジャストロッド、250R ミディアムジャンボフレットといったスペックはアメスタそのまま。USA との大きな違いはピックアップとヘッドのロゴくらいだろうか。カラーは BST・AWH・BLK・TRD (バースト・アンティークホワイト・ブラック・トリノレッド) の4色で、上位機種に ST-700SPL (カラーは RYL イエローのみ) もあった。当時の定価は型番から分かるように65,000円 (ST-700SPL は70,000円) だった。
2016年7月25日、しばらく弾かなくなっていたので楽器屋に売った。
Fender Stratocaster Replica - Jimi Hendrix Monterey Paint (売却済)
1967年6月18日、Monterey Pop Festival に出演した Jimi Hendrix は、1本のギターに火をつけた。フィエスタレッドのボディに白のスプレーを吹き、ジミ自らサイケデリックペイントを施した、あのストラトである。
通称「モンタレー・ストラト」と呼ばれるこのストラト、ベースになったのは1963~1964年頃のストラトと推測されている。映像中に見えるボディ背面が赤色であることから、フィエスタレッドのボディに、ボディ表面にのみ白のスプレーを吹いていることが分かる。1997年にカスタムショップ製で210本のレプリカが製作されたことがあるが、コレはそのレプリカとは別物。
以前から某オクにてこのモンタレー・ストラトを再現して作られたレプリカを見かけていて、ずっと気になっていた。13,000円程度。
出品者かその関係者が個人で製作しているようで、どこかのノーブランドのストラト (国産の安ギターであろう) をベースに作られている。そのため、実物とは逆に白ボディに赤のスプレーが吹いてあったり、ヘッドにトラスロッド穴が開いていたり、22フレットあったりと、実際のモンタレー・ストラトを忠実には再現していない。個人的に22フレットはあると助かるので全然良いし、ロッド穴も気にはしていないがw。ベースにしているストラトにバラつきがあるようで、別の出品を見ていると、そちらはヘッドのロッド穴が開いていないギターが使用されていた。
ヘッドには本家のロゴが貼られているが、単なるレプリカである。ヤフオクでは最近、Gibson や Ibanez、PRS などのレプリカが出品されている。言わずもがな、見た目が似ているだけであり、せいぜいインテリア用のお飾りにしかならないようなお粗末なコピー品ばかりである。このモンタレー・レプリカもベースになっているのは安ギターのため、フレットの処理が悪かったり、ピックアップもノイズが多めだったりするが、それでもそれなりにストラトらしい音がして、値段を考えればまぁまぁである。ペイントも上手く、お遊び用にしては良い出来であるように感じる。
ところで、このモンタレー・ストラトはジミが火をつけた映像でよく知られているが、6月18日のモンタレー以前の1967年6月4日、Saville Theatre (サヴィル・シアター) という所で、同じくペイントしたストラトを破壊しており、こちらのサヴィル・シアター・ストラトもレプリカが存在している。
アームが欠品なのだが、Fender Japan ST68 のアームは細過ぎてはめることができず。
2016年7月25日、しばらく弾かなくなっていたので楽器屋に売った。
Ibanez JEM7V Replica - White (売却済)
25,000円程度。巷では中国製であろうことをもじって Chibanez とも呼ばれているレプリカギター。Steve Vai モデルは人気のようで、某オクでは JEM77V Black や JEM77 FP2、この JEM7V の左用などのレプリカもよく見かける。以下は書いてあったスペック表をほぼそのまま転載 (スペースやリスト化などの修正のみ)。
- Neck : quality A | + + maple
- Body : Natural air-dried basswood
- Fingerboard : high-grade rosewood fingerboard
- Tremolo system : South Korea FL certification tremolo system ensures stability
- Pickup : Hex pickup revival of South Korea's new
- Paint : South Korea imported 15 layer piano lacquer paint technique
- Body : basswood
- String volume control : crossing the chrome molding
- Neck : Hard Maple
- Nut : a string lock
- Fingerboard : Rosewood
- Fret : Large frets (2.9mm wide, 1.3mm high)
- Fingerboard Width : 1 product at 43mm, 21 56mm Chemicals Branch
- Neck thickness : 1 pint at 19mm, 12 21mm Chemicals Branch
- Neck Pickup : Mightymite double coil
- Middle pickup : Mightymite single coil
- Bridge Pickup : Mightymite double coil
- Bridge : Floyd Rose double swing bridge certification
- Control : volume knob
見た感じの雰囲気は似ているが、ピックガードを留めるネジの数が違ったり、ロゴの位置が本物とはズレていたり、指板のインレイもよく見りゃ全然違う。フロイドローズもライセンス物のようだが Edge ではないし、付属のゴールドのアームは径が違って入らない。父の所有する Washburn X50VPRO に付いていたクロームのアームは使えたので、付属のアーム自体がおかしい様子 (ていうか Steve Vai モデルにゴールドのアームって…本家はブラックだろ…)。ピックアップには DiMarzio の文字があるが、中身は Mightymite だし、本家の DiMarzio Evolution なら DiMarzio の文字は入っていないだろ、と突っ込み所満載。音も安いストラトみたいなチャラチャラの音がする。ただ、一応 21~24F のスキャロップ加工は再現していたりする。
どうやっても直らないネックの反りによる音詰まりがあるなど、完全にオブジェと化すレベルのネタギター。本家の10分の1程度の値段で買えるものの、お遊び程度にしてもお粗末で、ぜひ他のギターをオススメする…。2012年9月某日手放した。
- Shandong Huayun Musical Instrument - 最近ヤフオクでよく見るレプリカたちはココで作られたものではないか、という噂。
- Ultra Zone - JEM7V コピーモデル レプリカ
- Jemsite - Spotting A Chibanez Jem Tutorial - 写真で分かる本物との見分け方。
淘 Buy(リンク切れ) -淘宝 (タオバオ)(リンク切れ) という中国のショッピングサイトの商品を日本語で購入できるサイト。この Chibanez JEM の他、多数のレプリカ品の存在が確認できる。
Aria Pro II MK-1800WA - Natural (売却済)
僕が人生で初めて触ったギターが、父の所有しているこのモッキンバードと同型のモノだった (My Father's Aria Pro II MK-1800WA - Natural)。30年以上父が使用してきてへたりがあること、フレットの打ち直しの際にボリュームとトーン以外の配線を切ってしまっていることから、全く同じモデルを購入することにした。
前々から欲しいとは思っていたのだが、まず中古市場に出回ることがレアで、また金銭的に厳しいこともあり、なかなか購入できずにいた。あるとき楽天でイシバシ楽器池袋店のページを見ていると、79,800円のところセールで49,800円になっているこのモッキンバードを見付けた。実はイシバシ楽器池袋店にこのギターが置いてあるのはずっと知っており、実物を見に行ったこともあったのだが、8万円と若干高かったため、迷っていたのだった。ちょうど就職活動が無事終わり、大学生活もあと半年となったところだったので、ダラけないように半年分、6回払いでローンを組んでしまおうと思い、2012年9月10日ついに購入した。ちなみに下はイシバシ楽器による商品紹介の文章を引用したもの。
80年代のアリアのモッキンバードモデルが入荷しました。本家 B.C Rich のモッキンバードを忠実に再現したモデルです。コントロールはブーストヴォリューム、ブースタースイッチ、デュアルスイッチ、フェイズスイッチ、6ポジションのセレクタースイッチを装備しており、サウンドバリエーションが非常に多彩です。ネックは演奏上問題なく、ロッドの余裕もございます。フレットは6割~7割程度残っております。作りも良くおススメです。
14日に我が家に到着。父も試奏して「持った感じや音が全く同じだ!!」と言っていたが、それもそのはず、シリアルナンバーが5番違いというとても近い個体だったのである。父のものは 004006 で、僕が買ったものは 004011。ミニスイッチも3連ではなく2連で全く同じ。父のものと見た目で違うのは PU セレクトノブのカバーの色ぐらいだろうか… (父のものには金色のものが付いているが、これには白いものが付いている)。
このギターを購入して、父のギターでは効かなくなっているスイッチ類の意味がようやく分かった。詳しくは父のギターのところにまとめたが、デュアルサウンド・スイッチやフェイズ・スイッチ、バリトーン・スイッチによる音色の変化はなかなか面白い。ブースターもなかなかの音圧だ。やっぱりシャリシャリとした高音の抜ける音は出ないが、ウーマントーンのような、甘く太い音は得意だ。
後で気付いたが、ベースも含めて、自分でお金を出して購入したエレキギターとしてはこれで20本目になる。また、自分史上初の「同型機2本同時所有」でもあり、hide モデルの MG-145S HY も合わせるとモッキンバードが3本になってしまった。同時期に製造されたギターが30年以上経って再び隣に並ぶと、なんだか感慨深いものがあるw。
2017年、いい加減弾かなくなり売却。
Blitz BLP-450 - Honey Burst (売却済)
マンガ「Beck」に出てきた伝説の1958年製レスポール「ルシール」のような、穴の開いたギターを作ってみたいと思い購入したモノ。2012年11月13日、ヤフオクにて7,750円で落札。
レスポールは Gibson Les Paul Standard 50's - Burst を持っているが、購入価格13万円と自分の中では最高額のギターだ。穴を開けるワケにはいかず、見た目の雰囲気だけレプリカを作るなら安いものでよかろう、と思い、バーストの感じが綺麗なレスポールのコピーモデルを探していた。この Blitz BLP-450 は安レスポールの中ではとてもよく知られたモデルで、Aria Pro II の廉価ブランドなので品質的にも安心。全体の作りは悪くない。
色は HB、ハニーバーストで、チェリーサンバーストから赤色が退色してオレンジ色っぽくなったところが再現されている。表面のメイプルは薄いフレイムメイプルがラミネイトされているようで、写真4枚目のように、所有している本家 Gibson のレギュラー品と比べても木目の動きが少ない。やはり木目に深みがなく、木目のペイントをしたかのようなベッタリした感じがあるが、値段も考えればこの見た目は悪くないだろう。
本家とコピーモデルを並べて見ると、この安レスポの方がヘッドが大きい。よく見てみると、本家の方がヘッドの角度がキツく付いており、Blitz の方は緩め。角度をキツめにする方が木材の加工コストがかかるのだろうか?並べると凄い違和感…。Blitz BLP-SPL - TV Yellow (売却済) を持っていた時にヘッドに感じた違和感もコレだったようだ。
ネットの情報を見てみると、この BLP-450 はボディの中が空洞になっているとか?Gibson と両方を持ち上げてみると、確かに Gibson の方が重く、BLP-450 はレスポールの割に軽い。製造時期によって、ボディ材がマホガニーだったりナトーだったりするようだ。ナトーはマホガニーの代替材として知られる材で、マホガニーより若干安価なモノのようだ。木材には疎くて、このギターの材がどちらかはよく分からない…。とりあえず Gibson よりは明らかに軽い。後日改造のためにピックアップを取り外してみたら、見事に内部に空洞があったw。
音はそれなりにパワフルで、本家よりは軽い感じがあるが、レスポールっぽさは十分にある。リアはかなり使えるが、フロントはこもりすぎてクリーンでもディストーションでも使いづらい。リアのトーンを少し絞ったぐらいでちょうど良いこもり具合になる。同じ Blitz の BLP-SPL というレスポール・スペシャルのコピーモデルでも、同じようにフロントがこもりがちだったので、Blitz のフロント PU はイマイチなのかも。
マイペースに改造してルシール化した。詳細は「伝説のギター「ルシール」を作ろう!」にて解説している。こんな風になった。
2016年7月25日、しばらく弾かなくなっていたので楽器屋に売った。
Yamaha SG1000 - Red Sunburst (売却済)
以前 Yamaha SG1000 - Black (売却済) を所有していたが、バイトを再開して収入があったのでついついまた SG1000 を買ってしまった。今度は高中正義の使用機と同じ RS レッドサンバーストだ。2012年11月15日、ヤフオクにて36,400円で落札。
今度の SG1000 のシリアルは 047962。Yamaha のエレキギターの全モデルで、シリアルナンバー 025410~059618 は1981年製なので、以前持っていた黒 SG1000 と同じく1981年製の SG1000 のようだ。黒 SG1000 のシリアルは 058024 だったので、こちらの赤 SG1000 の方が若干早く生まれたようだw。
ヘッドの端にクラックが入っているが特に支障はなく、黒 SG1000 より白濁も目立たない。ピックガードが欠品だったのだが、高中も付けてないし、左右対称のギターなので見た目の違和感もなく、不満はない。フレットの減りがあるが、特に改造もされておらず、落札価格を考えると綺麗な方だ。
音に関しては、ピックアップはどちらも純正だが、黒 SG1000 を使っていた時は全然感じなかったブーミーな感じがある。特に歪ませると、輪郭のぼやけた不明瞭な音になりがち。黒 SG1000 の時はこんなに扱いづらくなかった覚えがあるのだが、この赤 SG100 はおてんばなのだろうかw。もしかしたら塗装の違いとか?バイサウンドは Push-Push ノブのまま生きている。
2017年6月頃、しばらく弾かなくなっていたので、Twitter で募集した人に売却した。
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