My Guitars 06
入手した順に載せている。2024年~現在。
- Unknown Blender ST Type - 3 Tone Sunburst
- Yamaha SG-2500 - Red Sunburst
- Gibson Custom Shop Japan Limited Run 1960 Les Paul Standard Reissue Murphy Lab Ultra Light Aged - Faded Cherry Ice Tea
- HeartMan ST Type - Black
- Fender American Standard Stratocaster - 3TS
- Fender Japan TLR52-NLS - Natural
- Fender Mexico Player II Stratocaster - 3TS
- ← My Guitars 05 : 41~50本目
Unknown Blender ST Type - 3 Tone Sunburst
- 購入日 : 2024-11-11
- 購入価格 : ¥41,000
- カラー : 3TS
- 指板 : メイプル・22F
ヤフオクで購入、2024-11-14 到着。ノーブランドで、ヤフオク出品者による改造品のストラトだが、面白い機能が付いているので購入してみた。
「ブレンダー」と呼ばれる回路を搭載しており、ストラトの外見はそのままに、1ボリューム・1トーン・ブレンダースイッチとなっている。ブレンダーのトーンを 0 にすると通常のストラトと同じ配線で、トーンを開放していくと2つのピックアップが直列になり疑似的なハムバッカーサウンドになる。トーン 10 にすると、フロントポジションではフロント + センターの疑似ハム、リアポジションではセンター + リアの疑似ハムになるというワケだ。このブレンダー回路により、ストラトながらハムノイズを軽減でき、若干音量と音圧が上がるので、使い勝手が良い。
22F のメイプルネックで、ボディ材は不明だが Fender Japan ST68RH と同じくずっしりと重たいので、アルダーボディだったりするのかな。3トーンサンバーストも綺麗。
Yamaha SG-2500 - Red Sunburst
- 購入日 : 2025-04-02
- 購入価格 : ¥329,890
- カラー : RS (Red Sunburst)
- 指板 : エボニー・22F
セカンドストリート御茶ノ水店に行って試奏して購入。2本の SG-1000 (売却済) と SG-1000-24 を経由して、念願のスルーネック SG を手に入れた。それにしても凄い値段だな…。
1983~1985年の間にのみ生産されていたモデルで、当時の定価は18万。シリアルナンバーは「110072」で、コチラは1983年製のようである。SG-2000 との違いはというと、
- SG-2000 は太めのサスティーンプレート搭載、SG-2500 は細めのサスティーンプレート搭載
- SG-2000 は当時アルニコ V の OPG-1 ピックアップ搭載、SG-2500 はスピネックスピックアップ搭載
- SG-2000 は発売当初バイサウンドシステムなし、SG-2500 はバイサウンド搭載
- SG-2000 と比べて、SG-2500 の方がボディやネックの厚さが薄い
- SG-2000 と比べて、SG-2500 の方がブリッジとテールピースの間が狭い
…というあたりで、SG-2000 の上位機種という位置付けだったみたい。特にスピネックス PU は当初 SG-3000 に搭載されていたこともあり、そこで差別化していたようだが、結局後年になって SG-2000 にもスピネックスタイプのニュー・OPG-1 が搭載されるようになりバイサウンドも有効になったので、SG-2500 との差別化要素がなくなり終売した模様。
個人的にはサスティーンプレートの効きを楽しみにしていたのだが…まぁ、こんなもんか?という感じ。パワフルなピックアップで少々扱いづらいところもある。レスポールと比べるとハイポジションの弾きやすさがやはり抜群で、エボニー指板も高級感があって良い。全体的な状態も良さげなモノが手に入ったので、今後使いこなしていこうと思う。
Gibson Custom Shop Japan Limited Run 1960 Les Paul Standard Reissue Murphy Lab Ultra Light Aged - Faded Cherry Ice Tea
- 購入日 : 2025-04-06
- 購入価格 : ¥858,000
- カラー : Faded Cherry Ice Tea
- 指板 : ハカランダ・22F
いつかは欲しい欲しいと思っていたバースト・レスポール。ヤフオク、メルカリ、デジマート、J-Guitar に掲載されている文字どおり「全商品」を見尽くして、Qsic 神戸本店が出していたレスポールに絞って購入。85万もする商品を試奏もせずにネット通販とは…。
中古品ではあったが、2024年製の新品同等品。認定証なども付属していて所有欲が満たされる。シリアルは「0 4309」と、1960年製リイシュー (R0) である (2桁目の「4」で2024年製であることも分かる)。しかし1コブのクルーソンペグ、メタルプレートの付いていないハットノブが搭載されており、一見すると1959年製っぽくも見える。「V1」「V2」「V3」とある60リイシューの「V1」相当である。トラ杢のフレイムメイプルトップも59バーストっぽさがあり美しい。王道な59リイシューを選ぶよりもちょっとマニアックだし、Japan Limited Run という点もレア度が高くて気に入った。
アルニコ3を用いた「Custombucker」ピックアップのサウンドが最高である。コレを弾いた瞬間に、全てのギターが「過去のモノ」となった。完全にコレだけで良い。全てがちょうど良い。申し分ない。完璧な音がする。そう思った。具体的には倍音成分が豊かで、ニュアンスをしっかり捉えた単音が出せつつ、和音を弾いた時の音の分離感が素晴らしい。ハムバッカーにありがちな低音のモコモコ感がなく、カラッとしたサウンドで気持ちが良い。本当にケチの付け所がなくてビックリした。
あまりにも良かったので、別途カスタムバッカーの中古品を購入して Epiphone LPS-80 に搭載してみたが、サウンドの傾向は近付いたものの、Epiphone と Gibson とで歴然とした差がある…。ネックの太さの違いなのか、ラッカー塗装・ポリ塗装の違いなのか、コンデンサの違いなのか、とにかく Gibson の方が「まさにコレだ!!」と感じる、抜けの良いサウンドになっている。やっぱり「ホンモノ」は違うんやね…。
個人的にはこのギターをもって、「ギター・ジャーニー」の終着点に到達した気分。1本だけ残して他のギターを手放せ、と言われたら、迷いなくコレ1本を残すと答えられる、そんな完璧な1本が手に入ったと思っている。
HeartMan ST Type - Black
- 購入日 : 2025-04-11
- 購入価格 : ¥5,250
- カラー : 黒
- 指板 : ローズウッド・24F
24フレット搭載かつ、舟型ジャックプレート搭載のストラトにフェチを感じるワタクシ。そのスペックを満たす Bacchus HST-24HSH というギターを持っているが、コチラはフロイドローズタイプで弦交換が若干ダルかった。そんな時にヤフオクで見つけたのが、コチラの HeartMan なるブランドのストラト。アームは欠品だったがシンクロナイズドトレモロ機構で、5,250円と格安で出品されていたのでポチる。
HeartMan (ハートマン) というのはイケベ楽器オリジナルのブランドとして1990年代に販売されていたようだ。似て非なるブランドとして「Heart・Man」(中黒がある) というロゴ表記のモノがあり、コチラは1970~1980年代にかけて、鈴木バイオリンが製造、二光通販が販売していた全く別のブランドのようだ (コチラには鹿のマークがある)。
本機のモデルになっているのは Glay の Hisashi 氏が使っていたという、佐久間正英氏のブランド「Journeyman Guitar」のストラトモデル「ST-MRG-BL 7/8」と思われる。他にも Bacchus が BST-24HH という型番で、ハードテイル仕様・黒ボディ・べっ甲ピックガードという似た商品を販売していた。
Gibson CS レスポールを購入して「コレで俺のギター・ジャーニーは終わった…」とか言いながら、その直後に5000円の中古安ギターをポチる謎神経だが、このギターも思いのほか良いサウンドだった。ミディアムスケールで使いやすい2ハム。シンクロナイズドトレモロで弦交換も容易。アームは規格が合うモノが見つかれば買うが、まぁ付けなくても良いかな、という気分。値段的にも、気兼ねなく掴んで弾く用のギターとして向いている。
Fender American Standard Stratocaster - 3TS
- 購入日 : 2025-04-14
- 購入価格 : ¥176,000
- カラー : 3TS (3トーン・サンバースト)
- 指板 : メイプル・22F
以前 Fender Japan ST-650SPL という、「日本版アメスタ」と通称されていたストラトを持っていたが、今回はホンモノのアメスタ。個人的には初の Fender USA 製品。Gibson Custom Shop 製品で「ホンモノのレスポール」を感じたので、Fender USA 製品を買えば「ホンモノのストラト」を感じられるのか!?と思い検証のためヤフオクで購入。
シリアルナンバーは「US11285280」で2011年製。アルダーボディにメイプルネック、2点支持トレモロ。ピックアップは Fender Vintage Noiseless Strat Pickup に交換されていた。個人的にはノイズレス PU というのが初めてだったので、コレも楽しみなところだった。中央のトーンでフロントのトーンを、端のトーンでセンターとリアのトーンをまとめて操作できるようになっていた。リアトーンが効くのは Good。
さて弾いてみた感想だが、ノイズレス PU の特性なのか、「どう音をいじってもシングルコイルなストラト風サウンド」が出る。「ストラト風」というところがクセモノで、なんだかこう、変に線の細い、ウソ臭いシングルコイルサウンドなのだ。クリーンでジャキッと鳴らしている分にはまだ良いのだが、歪みはノリがイマイチで、ドライ音をミックスしているかのように聞こえる。ハーフトーンはどうかというと、ストラトっぽい「パコーン」と抜ける音が全然出ず、正直扱いづらい。
このギターはこのギターで、鳴らし方を工夫してやらないといけなさそうなので、頑張って調整を続けてみる。
Fender Japan TLR52-NLS - Natural
- 購入日 : 2025-04-15
- 購入価格 : ¥111,000
- カラー : ナチュラル
- 指板 : メイプル・22F
TL52-22 や TN-SPL に載っていたような、「TL52 ルックのヘッドロゴで22フレット」という仕様にフェチを感じるワタクシ。ノイズレスピックアップを搭載した TLR52-NLS という製品を見つけてしまったのでヤフオクでポチる。既に持ってる TL52 ニコイチ君とルックス同じなんだよなぁ…w
「JD13014216」というシリアルナンバーどおり、2013年製。ボディはアッシュ。Fender Vintage Noiseless Telecaster Pickup が搭載されている。「TLR」という型番は何?と思ってフェンジャパの古いカタログを調べていくと、1989年のカタログに答えがあった。
- フェンジャパが「Pro Feel」シリーズと銘打った製品は、恐らくほぼ全てが22フレット搭載
- 「R」は Regular 324mm スケールの意味らしい
- 同様に「M」(Medium 314mm スケール) などの表記も存在した (ストラトの STM シリーズなどが有名)
ということで、テレキャスタイプの324スケールで22フレット搭載機なので、Pro Feel シリーズの「TLR」と銘打った模様。「NLS」は「NoiseLesS」の略かな?ネックは極薄ポリエステルフィニッシュなんだとか。
アメスタに搭載されていた Vintage Noiseless は正直イマイチだったが、テレキャスタイプの Vintage Noiseless はどうか?と思い弾いてみると、コチラは最高。フルテンで弾くとしっかり歪ませられるのに、ボリュームを 8 くらいに下げると急にヴィンテージっぽいカラッとした枯れたサウンドに化ける。ボリューム操作だけでこんなに多彩なバリエーションを表現できるのかと驚いた。大変使いやすくて Good。
Fender Mexico Player II Stratocaster - 3TS
- 購入日 : 2025-04-27
- 購入価格 : ¥83,600
- カラー : 3TS (3トーン・サンバースト)
- 指板 : ローズウッド・22F
Fender Japan、Fender USA のストラトをそれぞれ保有しているので、残りはメキシコ…!と思い、Fender Mexico のストラトも買ってみた。J-Guitar の「楽器堂」掲載品、2024年製の中古を購入。シリアルナンバーは「MXS24023900」。Made In Ensenada…!
アルダーボディ、2点支持トレモロ、サテンウレタンフィニッシュのネック。ローズウッドの指板はちょっと白っぽい。中央のトーンでフロントとセンターのトーンを、端のトーンでリアのトーンを操作できる仕様だった。アメスタとはセンタートーンを操作するノブが異なるので混乱しそうだが、とにかくリアのトーンがいじれる点は強み。
Player Series Alnico 5 というオリジナルのピックアップだが、そこそこパワフルで使いやすい。歪みをかませるとしっかり歪んでくれるし、アメスタより良いかもしれない。変なクセのない、正当なストラトのサウンドで使いやすい。
SG-2500 に始まり、Gibson CS レスポール、ハートマン、アメスタ、TLR52-NLS、Player II と、2025年4月は6本もギターをポチってしまいました…。
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